安産と聞くと、多くの人が出産にかかった時間によって安産か難産か決まっていると勘違いしてしまいます。
安産、難産に医学的な定義はなく、無事にお産すれば安産であるといえます。
こちらでは、勘違いしやすい安産について、ママが思う安産について、ご紹介していきます。
概要
安産とは、無事にお産をすることを指します。
出産にかかった時間が短ければ安産と思う方も多いかもしれませんが、医学的な定義はありません。
安産だったか、はたまた難産だったのかを判断するのは、ママ次第です。
勘違いしやすい安産
出産時間に関わらず、無事に元気な赤ちゃんを出産すれば安産と言われます。
しかし、分娩時間が長かった、緊急帝王切開になったなど、ママ判断で難産だったと判断することもあります。
分娩に40時間かかったけれど、無事に元気な赤ちゃんが生まれたから安産と言われると、違和感を感じてしまう方も多いでしょう。
安産だったのか、難産だったのかは、ママが決めてもいいことです。
多くの人が思う安産
陣痛がきてから出産するまで、平均的に14時間程度かかると言われています。
平均の14時間よりも早くに赤ちゃんが誕生した際に、多くの人は安産だったと判断するでしょう。
その逆に、20時間以上かけて出産をした場合は、難産だったと判断されることが多いです。
ちなみに、出産経験がある経産婦の平均出産時間は8時間程度と言われています。
経産婦の場合、8時間かからずに赤ちゃんを出産した場合、安産だったと判断する方が多いでしょう。
安産体質
妊娠期間中に、安産になるように体質を整える方も多いです。
- 生活リズムを整える
- 食事のバランスを考える
不規則な生活をするのは、妊娠している体によくありません。
食事の時間を決めることも大切です。
夜は22時頃までには寝るのが好ましいでしょう。
夜眠れなかった、寝不足気味だと思った場合は、お昼寝などでカバーするのもアリです。
妊娠期間は、疲れやすいため、無理をせずに疲れたなと感じたら休むようにしましょう。
食事のバランスを考えることも大切です。
しっかり3食食べることも大切ですし、野菜を取ることも必要です。
塩辛いものや、味の濃いものも避けておいた方がいいでしょう。
お菓子の食べ過ぎにも注意しましょう。
体を冷やさないことや、ストレッチをしておく、出産時の呼吸法を練習しておくことも、安産に繋がると言われています。
妊娠期間中にできることは、しておくと安心でしょう。
出産が恐いと思い、悩むことはよくありません。
穏やかな気持ちで過ごせるように、環境を整えることも大切です。
不安や悩みは、パートナーや家族、友人に話すことも大切かもしれません。
難産と判断してしまうお産になりやすい特徴
誰もが安産を希望しますが、どうしても難産だったと判断してしまうお産になる場合もあります。
- 太っている
- 痩せすぎ
- 高齢出産
太りすぎてしまうと、妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病になる可能性が高くなります。
太っていることで、赤ちゃんも大きくなり、お産に時間がかかることもあります。
太りすぎているだけでなく、痩せすぎている方も注意が必要です。
妊娠してから体重の増加が7kgに満たない場合、生まれてくる赤ちゃんが低出生体重児の可能性があります。
高齢出産の場合も、様々なリスクがあることを理解しなくてはいけません。
若いからいいというわけではありませんが、高齢出産の場合、促進剤を使う可能性や帝王切開になるかもしれなしことを理解しておきましょう。
ちなみに、逆子などで陣痛がくる前に帝王切開することもあるでしょう。
帝王切開だからといって、難産というわけではありません。
無事に出産を終え、元気な赤ちゃんが誕生すれば、帝王切開であっても安産だといえます。