御車代のことを知っていますか。
冠婚葬祭の際に必要なお車代の知識をしっておかないと、もしもの際に大人としてとても困ります。
特に葬儀の際に喪家になったら、御車代について詳しく調べる時間もなく焦ってしまう方もいるでしょう。
御車代は、誰にいくらくらいあげるべきなのでしょうか。
また一体どのタイミングで、御車代を渡すべきなのでしょうか。
こちらではいざという時に役に立つ、御車代について解説していきます。
概要
御車代は冠婚葬祭で必要です。
葬儀の際に必要な御車代は、僧侶に渡すもので主に交通費を指します。
僧侶に読経を頼んだ場合はどの葬儀でも御車代を渡すと思われがちですが、菩提寺で葬儀を執り行った場合や遺族が僧侶のために送迎の車を提供している時は、特別に渡す必要はありません。
御車代はタイミングを見計らって僧侶に喪主ないし、遺族の誰かが渡すものとします。
包む封筒には「御車代」という表書きをかき、渡すようにします。
御車代を渡す時に知っておくべきマナーを解説
御車代は僧侶に喪家が渡すものですが、菩提寺で葬儀を執り行う時や、喪家が僧侶のために車を提供した際には必要ありません。
文字通り車代なので、僧侶に交通費がかかる際に渡す必要があります。
もし御車代を渡す時は、5千円から1万円が相場です。
ただあまりに近い場合や喪主が一家の主である場合は、その限りではなく3千円などでも大丈夫です。
次に御車代の表書きですが、「御車代」または「お車代」と書きます。
ただし書くものは薄墨を使用せず、黒い墨をつけた筆、またはそれに代わる毛筆ペンなどを使用するのが模範的です。
肝心の御車代を渡すタイミングですが、通夜の前後か葬儀の最後にお礼の言葉とともに渡します。
遠方から参列する知人の方に御車代を渡す必要は基本的にありませんが、故人との関係性などを考慮し宿泊代などを渡す場合も検討します。
御車代は法要でも必要？の疑問を解説
御車代は通夜や葬儀の際にだけ必要だと思っている方も多いかもしれません、法要で読経をお願いする僧侶には同じように御車代が必要です。
基本的な相場は5千円から1万円と変わらず、法要で移動が必要な場合は渡します。
また法要になると、ご膳料も用意する必要があります。
ご膳料とは法要の後に会食をする僧侶の分の食事代ですが、何らかの理由で僧侶が会食を辞退した場合に渡します。
ただし法要にはお布施もあり、頼む寺院などにより費用が明確になっていないのが現状です。
最近はこのような明確な費用を提示するためのサービスも出てきて、菩提寺だけで葬儀や法要をしなくても良いという発想も生まれています。
あらゆる選択肢の中で、葬儀や僧侶を依頼できるようになっているのです。
とはいっても菩提寺がある場合は他の僧侶に依頼できない、という会社もありますので気になる方は問い合わせる必要があります。
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