カフェインとは、アルカロイドの一種です。
大人がよく飲む、コーヒーやココア、お茶などに含まれています。
妊娠期間中や授乳期間中は、カフェインが含まれているドリンクを飲むことを気にする人も多いです。
こちらでは、カフェインと妊娠期間、授乳期間の関係性をご紹介していきます。
概要
アルカロイドの一種が、カフェインです。
コーヒーやココア、お茶などがカフェインを含んでいる飲み物です。
カフェインには、覚醒作用、解熱鎮痛作用などがあるといわれています。
カフェインの作用については、後で詳しくご紹介します。
カフェインを含む飲み物
カフェインを含んでいる飲み物をご紹介します。
- コーヒー
- ココア
- 紅茶
- 緑茶
- ウーロン茶
- 栄養ドリンク
- コーラ
カフェインと聞くと、コーヒーを思い浮かべる方も多いでしょう。
コーヒー同様、ココアと紅茶もカフェインを含んでいます。
お茶ですと、緑茶やウーロン茶にカフェインが含まれています。
ちなみに、麦茶はノンカフェインです。
栄養ドリンクとコーラにもカフェインが含まれているため、注意しましょう。
カフェインの作用
カフェインには、様々な作用があるとされています。
- 覚醒作用
- 解熱鎮痛作用
- 利尿作用
- 胃酸分泌促進作用
カフェインには、中枢交感神経系を興奮させる作用があるといわれています。
交感神経が刺激される影響で、眠気や疲労が取り除かれます。
よく、コーヒーは眠気覚ましといわれていますが、カフェインに交感神経を刺激する働きがあるためです。
カフェインには、血管を収縮させる働きもあります。
血管が拡張することで発生する頭痛に、効果があるともいわれています。
風邪薬や、鎮痛剤にもカフェインが含まれているのです。
カフェインは、腎臓を刺激し、尿の量を増やす作用があります。
カフェインを摂取してから、3から5時間は、尿の出がよくなります。
血液の中から余分な水分を減らすため、血圧を下げるともいわれています。
カフェインは、胃液の分泌量を増やすため、胃の消化活動を助けるともいわれています。
妊娠期や授乳期のカフェイン
カフェインが妊婦に与える影響は、実ははっきりとわかっていません。
しかし、妊娠期間中の肝臓は、代謝速度が低下するため、カフェインを分解するのに時間がかかります。
胎内に長時間カフェインが留まるため、胎児にもカフェインが届いてしまいます。
さらに、1歳程度の子供は、体内からカフェインを排出する能力がとても低いため、避けた方がいいといわれています。
妊娠期間中にカフェインを摂りすぎてしまうと、次のような影響が出る可能性があるとされています。
- 不眠
- 頭痛
- 貧血
- 低体重
- 早産
妊婦にとって辛い、不眠や頭痛が出る可能性があります。
鉄分不足を招く恐れがあるため、貧血になる可能性もあります。
胎児の低体重の原因になる可能性があるともいわれています。
胎児の低体重を防ぐためにも、カフェインの摂りすぎには、注意しましょう。
妊婦がカフェインを摂取しすぎてしまうと、血管が収縮されお腹が張り、早産を引き起こすリスクがあります。
カフェインとの付き合い方
妊娠期間や授乳期間にカフェインを摂取するのは、避けた方がいいのはわかっていても、コーヒーや紅茶など、カフェインを含む飲み物が好きで、どうしても飲みたくなることもあるでしょう。
まずは、カフェインを含む飲み物を飲む量を減らしましょう。
外国では、1日2杯までと量を決められている国もあります。
完全に飲むのをやめるのが難しい場合は、気分転換に飲む程度に留めましょう。
カフェインが含まれていない飲み物で、お気に入りのものを探すのもいいでしょう。
妊娠期間中にもいいといわれているルイボスティーを飲んでみるのも手です。
黒豆茶やたんぽぽ茶も、カフェインが含まれていないうえ、ビタミンやミネラル、鉄分が摂れるため、いいといわれています。