妊娠期間中も、出産した後も、役立つアイテムが骨盤ベルトです。
仙骨・恥骨結合・大転子の3か所を結ぶラインに骨盤ベルトを装着することで、骨盤を支えてくれます。
こちらでは、妊娠期間中から産後まで役立つの骨盤ベルトの役割や使用の仕方について、ご紹介していきます。
概要
骨盤ベルトは、妊娠期間中から産後にまで役立つアイテムです。
骨盤ベルトには、骨盤の開きやゆるみ、ズレを正しい位置へと戻す役割があります。
骨盤ベルトは、骨盤の中央にあたる仙骨、骨盤の前の接合部分である恥骨結合、太ももの前部分の張っている場所である大転子の3つの部分を結ぶ線状に装着します。
妊娠中は、お腹が大きくなるにつれ、腰や骨盤に負担がかかることから、骨盤ベルトの装着を検討することが多いでしょう。
産後は、骨盤が正しい位置へと戻るのをサポートする役割があります。
骨盤ベルトの装着の仕方
妊娠中、産後ともに、骨盤ベルトを使用しようと思ったら、まずは担当医師や助産師に相談してください。
妊娠中の体調によっては、骨盤ベルトの着用を避けた方がいい場合もあります。
出産が帝王切開だった場合は、お腹の傷に骨盤ベルトが当たるため、使用するタイミングは、医師や助産師に確認してください。
自然分娩だった場合は、産後すぐから産後2ヵ月頃の期間で骨盤ベルトを着用することがいいとされています。
骨盤ベルトは、正しい位置に装着できないと、役割を果たしません。
さらには、体調不良に繋がることもあるため、しっかりと装着する位置を確認しましょう。
仙骨・恥骨結合・大転子の3か所を結ぶラインに、骨盤ベルトを装着します。
締め付ければいいというわけではなく、気持ちがいい程度の強さで巻きましょう。
装着した後に、正座をしキツさを感じなければ問題ないでしょう。
使用の仕方に不安がある場合は、遠慮せずに医師や助産師に確認してください。
骨盤ベルトを使用する目的
前でも紹介していますが、骨盤ベルトには骨盤を正しい位置へと戻す役割があります。
ゆがんだ骨盤を元の位置に戻すことで、様々な効果が期待できます。
- 腰痛の予防
- 産後太りの予防
- 恥骨痛の予防
妊娠中も産後も、腰痛に悩まされる方が多いでしょう。
骨盤ベルトを着用することで、骨盤を支え、周りの筋肉にかかる負担が軽くなります。
骨盤ベルトを着用するのは、産後太りの予防が目的の方も多いかもしれません。
産後の体形崩れを気にする女性も多いです。
出産後は、骨盤が開いてしまいます。
開いたり、緩んでしまった骨盤は、半年程度の期間をかけて閉じていきます。
しかし、自然の力では元の位置まで戻ることは難しいです。
骨盤のズレが長期間続いてしまうと、下半身太りの原因にもなってしまいます。
体形崩れや下半身太りを予防するためにも、骨盤ベルトが役立ちます。
妊娠中に、恥骨あたりに痛みを感じる方も多いです。
恥骨の痛みも、骨盤のゆるみが原因の場合があります。
骨盤ベルトを装着することで、恥骨の痛みや違和感を少なくすることができます。
骨盤ベルトを選ぶポイント
骨盤ベルトは、様々な種類が販売されています。
自分に合うものを選ぶことも、大切です。
妊娠期間中から骨盤ベルトを使用したい場合は、妊婦でも装着可能な骨盤ベルトを選びましょう。
妊娠中から産後まで使用できるものもありますし、産後の体形崩れの防止を目的とした骨盤ベルトもあります。
素材も様々なです。
暑い夏に装着する場合は、メッシュ素材など風通しがいいものを選ぶのもいいでしょう。
厚手の骨盤ベルトは、サポート力に優れているメリットがありますが、動きにくさを感じるデメリットもあります。
しかし、厚手のものは、お腹周りの冷え対策にも効果が期待できるため、寒い冬の着用には向いているかもしれません。
サポート力や素材、装着のしやすさなどを考慮し、自分にぴったりな骨盤ベルトを探してみてください。