親しい間柄の人が亡くなったら、弔辞を読む上げる立場になる可能性があります。
また後輩や先輩などの時も、もしかしたら弔辞を読む機会もあるでしょう。
とはいえ、なかなか機会がない弔辞は、一体どのように作り、どのようなタイミングで読むのでしょうか。
もしかしたら今後経験をする可能性がある弔事について、こちらでは参考になるマナーなどをご紹介していきます。
概要
弔辞とは葬儀や告別式(通夜はほとんどありません)で読む、故人への言葉です。
大抵は親友など故人と縁の深い方が読んだりしますが、誰が読むかに決まりはありません。
弔辞の長さは葬儀などの進行の邪魔にならない5分前後が望ましく、相手に話しかけるような口調で分を作ってもOKとされています。
儀全般に弔事が読まれるわけではなく、遺族や流れの中で弔事のコーナーを作るかどうかで決まります。
規模が大きい葬儀だと弔辞を読むケースも増えていきます。
弔辞の内容にはどんなものを書くの?
弔辞を依頼されたら、何を書こうか悩むものです。
絶対的に書かなければいけないのは、故人と自分との感動の一コマや仲の良さなどです。
葬儀に参列をしている方は、全員が弔辞を読む方が誰かは知らないはずです。
故人の人柄自体を、そこまで知らない方も多いはずです。
友人、上司、後輩と色々な立場で弔辞を読みますが、いずれにしても故人の生前のエピソードや、キャラクターなどを盛り込むのがおすすめです。
弔辞を断るのはタブー?
弔辞を葬儀で読む際には、遺族からの意向、または立候補で願い出るという2つの方法があります。
自分で立候補をする場合よりも、遺族の方が依頼する傾向が多いといえます。
もしも依頼をされたら、どうしても事情がない限りは断わらにようにします。
ただし、もちろん引き受けられない事情もあります。
その際には、以下のように対応します。
- 病床の身…依頼をもらった時点でお断りをする
- 入院中や療養中…入院中などではあるものの、比較的に体調が良好の場合は録音をして流してもらうなどもOK(ただし自分の口で録音にしなくてはいけない理由を述べる)
基本的に弔事は自分と故人との思い出を、故人に贈るための最後の言葉です。
そのためどんなに気持ちが落ち込んでいても、自分の言葉でまとめるのがおすすめです。
ただしどうしても上手く文章にできない場合は、代理で請け負っている会社もあるので利用する方法も選択できます。
弔辞を読む際に必要なマナーを解説
弔辞を依頼されたら、知っておくべきマナーは以下の通りです。
- 焼香の後に弔電の紹介と弔事
- 名前を呼ばれたら前に出て、僧侶・遺族・参列者へ一例
- 弔辞を読み上げる
- 弔辞を祭壇に置く(表書きが祭壇側)
- 一礼して着席