通夜に参列した後に、遺族の方や係りの方のお声がけで食事の席に着いた経験がある方もいるでしょう。
初めての通夜振る舞いの席では、お酒を飲んで良いのか、またはいつ頃帰宅をしたら良いのかなどと悩んでしまいがちですよね。
そもそも通夜振る舞いには絶対に参加するべきなのか、またどんなマナーがあるのかなどについてまとめていきます。
概要
通夜振る舞いは医療が発達していない時代に「死の確認」をするために、夜に設けられた食事の席を指します。
医師の死亡確認ができる現在の通夜振る舞いには、故人を弔うという意味合いも含んでいるため、お酒や食事を用意しています。
通夜振る舞いには身内だけの場合や参列者全員へ振舞う場合もあり、地域や家庭により方法が違います。
基本的にはすすめられたら出席するのが通例ではありますが、事情により帰宅する場合は目立たぬように帰ります。
通夜振る舞いのマナーを解説
通夜に参列した後に振舞われる食事は、通夜振る舞いと呼びます。
通夜振る舞いには、以下のようなマナーがあるので気を付けます。
- お酒を飲み過ぎない
- 大声で談笑をしない
- 故人と関係ない話を長い時間しない
- 遺族への挨拶を忘れない
- 故人が亡くなった理由を尋ねる
- 名刺交換をしない
- ガツガツ食事をしない
などがあげられます。
通夜振る舞いの際にはお酒を出してくれますが、こちらはお清めのためです。
もちろんたしなむ程度に飲むのは構いませんが、あくまで故人を偲ぶためです。
また同じように用意してくれた食事を、ガツガツと頂くのもマナーに反しています。
最初にご遺族に挨拶と、故人と自分との間柄を説飯するのがおすすめです。
取引先になりえる会社の方と席が隣になったとしても、その場で名刺交換をするのはタブーです。
通夜に参列している親族の方の気持ちも考え、故人の死因を聞いたり、仕事の話をするのが避けた方が無難です。
通夜振る舞いの場には絶対参加すべき?
通夜振る舞いの席には、基本的に着席する必要があります。
これは清めのための席であり、ご遺族に進められたら断らないのが妥当です。
大体通夜は21時前には終わりますが、19時すぎから長い間残れない時は退席をしてもかまわないとされています。
ただし料理に全く手を付けないのは良くないので、箸で少し頂きます。
また帰宅時間になっても大きな声で挨拶をせず、目立たぬように退席をします。
もしもどうしてもご遺族に挨拶をしたい場合は、帰宅をしなければいけない旨を伝え速やかに帰宅します。
ご遺族が忙しい場合は、どなたかたに伝えてもらうのもOKです。