冥土の土産などという言葉を耳にしますが、冥土とは一体何を指しているのでしょうか。
日本人の多くは無宗教であるとされていますが、葬儀に関してや日頃口にする何気ない言葉が仏教から来ているものも多々あります。
その1つが冥土であり、使う方のほとんどが「あの世」を意味する言葉として使用しているでしょう。
実はこの冥土は仏教用語であり、キリスト教の方などは使用しないのが通例です。
こちらでは冥土の意味などについて、詳しく解説していきます。
概要
冥土とは「死後の世界」を表現している言葉です。
故人が亡くなった後、49日法要までは魂が現世とあの世の間にあるとされています。
この期間に故人の魂は、自分が向かう死後の世界がどこになるのかを決められます。
仏教では輪廻転生が信じられているため、あくまでそれまで滞在する世界を冥土としています。
仏教における冥土の意味を解説
仏教を日常で信仰している方は、日頃から来世にいくまでの世界が冥土であると知っています。
献身的な仏教徒ではなくても、「冥土の土産」ということわざがあるように、冥土という言葉が大衆に身近なものだったと考えられます。
冥土の土産とは文字通り、「死んだら持っていくもの」という意味です。
死んだ後にあの世に一緒に持っていけるもの、つまり生前に大事にしていたものや特別に手に入れられたものや思い出を指します。
冥土の「冥」という漢字には、暗いという意味があります。
まだ誰も知らない暗い世界という意味があり、冥土と表現します。
基本的には冥土とは地獄・畜生・餓鬼の世界をいい、どの世界に行っても苦しい時間を過ごすとされています。
現在は悪い意味で使われていない冥土ですが、仏教的にはあまり良くない言葉であるのです。
「冥」という漢字を使った仏教用語を解説
葬儀に参列をする際に故人の遺族に会うと「ご冥福をお祈りします」と、何気なく口からでてしまうものです。
こちらの言葉は仏式の葬儀でしか使われず、キリスト教や神道では言いません。
冥土での幸せを願う、という意味ですので、他の主教ではタブーとされています。
また同じ仏教でも浄土真宗に限っては、冥福を使用しません。
浄土真宗の教えでは、故人は死んだらすぐに浄土にいけるという思想のため、冥土で来世を迷わないとされているからです。
同じようにキリスト教でも、故人は神に近づくという意味をもつため「お悔やみ」や「冥福」を使わないのです。
キリスト教での葬儀の際には、「安らかにお眠りください」などとするのが一般的です。
神式の葬儀に参列する場合は、「御安霊をお祈りします」などとします。
神式では死は穢れとしており、故人は先祖の霊として家を守るとされているからで
▼▼ 住所がわからない人へのプレゼントにおすすめ！ ▼▼
自由なカスタマイズが可能な
想い伝わるギフト作成サービス
▼ 高麗人参サプリ 「 J's Kami 高麗 」 - こうらいマルシェ
▼ イベント景品の最新人気ランキング！
▼ ゴルフコンペ景品専門店
