結婚式での写真撮影、一生の記念に残る大事な写真ですよね。しかし、結婚式当日はお色直しやいろいろな準備でバタバタしていて、自分たちの納得いく写真を撮るのは難しいものです。そんなことから多くの方が「前撮り」を行っています。こんなロケーションで撮りたい、結婚式で着るドレスとは別の物を着たい、ウェディングドレスじゃなくて和装もしてみたい、など理想も実現できる前撮りについてご紹介します。
概要
前撮りとは、結婚式や七五三、成人式などの記念写真を当日ではなく、事前に撮影しておくことを指します。この記事では結婚に関する前撮りについてご紹介します。
前撮りのメリット
前撮りのメリットは数多くあります。ここでは一部をご紹介します。
◇納得のできる写真が撮れる
冒頭でもお伝えしましたが、結婚式当日は式や披露宴の進行であまり落ち着くことがありません。そのためゆっくりと撮影できず自分たちのイメージする写真を撮れない可能性があります。しかし、前撮りであればイメージ通りの写真を撮影し、残すことができるため後悔がなくなります。
◇好きな衣装が着られる
結婚式当日はウェディングドレスだけど和装も着てみたいという人や、いろんな種類のウェディングドレスを着たいなど希望がある方には大きなメリットです。
◇ロケーションを選べる
撮影場所も選ぶことができるため自分の好みに合った場所を選ぶことができます。ロマンチックに夜景をバックにしたり、二人の思い出の場所で撮ったりと選択肢は広がります。
◇前撮りの写真をいろいろなシーンで活用できる
前撮り写真をウェルカムボードやムービーに使用、年賀状に使うこともできます。
◇事前にヘアメイクの確認ができて安心
ヘアメイクはそれだけ事前確認をしてくれる式場もありますが、前撮りで合わせるのが一般的です。事前にどのような雰囲気なるのか確認しておけると安心ですね。
◇ドレスになれることができる
ウェディングドレスは一生でそう何度も着る機会はありません。見た目は非常に美しいのですが、実はとても歩きづらいのです。そのため事前にウェディングドレスを着て動作の確認ができることで、式当日も躓いて転んだり、足元ばかり見て式で撮った写真が下ばかり見ている、などが起こりにくくなります。
前撮りの撮影場所
前撮りの撮影場所にはスタジオ撮影とロケーション撮影の2つあります。詳しく見ていきましょう。
◇スタジオ撮影
特徴:スタジオ内で決まった時間に撮影をする
メリット
・天候に左右されないためスケジュール通りに行える
・周りにはスタッフしかいないため撮影に集中できる
・移動時間がなく撮影時間が短い
・ロケーション撮影に比べて値段が安い
デメリット
・背景が一つなので写真のバリエーションが限られる
◇ロケーション撮影
特徴:ビーチや神社などさまざまな所で撮影できる
メリット
・自分たちの好きな場所で撮影できる
デメリット
・天候によってスケジュールが左右されたり、場所が変更になる
・移動があるため撮影に時間がかかる
・周囲の目が気になる
・スタジオ撮影より高額になる
メリットとデメリットの数だけ比べるとロケーション撮影ってあまり良くないの?と思う方もいるかもしれませんが、写真の出来上がりでどちらが納得できるかはその人次第です。何にこだわるのかを考えて選びましょう。
前撮りの費用
前撮りの費用は平均すると11万円となっています。スタジオ撮影では5万~10万円、ロケーション撮影では10万~15万円と考えておきましょう。しかしこれらはあくまで目安で、撮影する場所や衣装によって大きく変わります。基本料金には撮影カット数の内何枚と制限があることが多いため、全ての写真のデータがもらえるわけではありません。オプションの費用がどの程度かかるのか事前に確認しましょう。