霊安室と聞くと、大抵の方が亡くなった方が安置される一時的な場所、という印象を受けますよね。
確かに霊安室とはそのような意味合いがありますが、人は亡くなると必ず霊安室に安置されるのでしょうか?
病院で身内が亡くなった時にも、霊安室に呼ばれる経験をした方はどれだけいるのでしょうか。
遺族と面会がすぐにできるについても、意外と知らないことが多く疑問は多いもの。
そこでこちらでは、霊安室の利用方法や目的などを解説していきます。
概要
霊安室とは一時的に亡くなった方を安置しておく場所のことで、主に病院や警察、斎条などに設置してあります。
ただ病院の規模にもよるので、霊安室は必ずどこにでもある設備ではありません。
またドラマなどで遺族が霊安室に入り面会するというシーンを見かけますが、霊安室は遺族と面会をする場所ではなく、あくまで一時的な安置場所であることを覚えておきます。
霊安室に運ぶスタッフは基本的に病院関係者でありますが、稀に葬儀会社の方が運ぶところから携わる場合もあります。
霊安室の実際と遺族との面会までを解説
霊安室は亡くなった方の安置場所ですが、そのまま火葬場に向かえません。
一度別の安置場所、または自宅に帰ってから葬儀場などに向かうケースがほとんどです。
実は病院では、亡くなった後に故人を棺に納めることはしません。
病院側が禁止されていることがほとんどなので、運び出す際にも葬儀会社に任せるのが一般的です。
大抵の場合は霊安室に安置されている間に、葬儀会社などが決まり遺族と事務的な話し合いが進められていきます。
また霊安室は病院だけではなく、事件性のあるものに関しては警察という場合もあります。
発見された場所などや亡くなった状態により、警察の霊安室で対面ということは数としては少ないですが実際にあります。
それ以外だと、葬儀会社が持っている霊安室に運ばれるケースです。
葬儀会社の大きさ次第ですが、チェーン展開をしているような規模の大きい葬儀社では、霊安室を用意している場合があります。
事情により自宅に運べないなどの際には、このように葬儀会社の霊安室を提供してもらえる場合もあります。
もしも必要だったら、葬儀会社に直接相談するのがおすすめです。
ただ葬儀会社の霊安室を利用する場合は、遺族との面会がスムーズではない会社もあります。
一切面会禁止や、時間限定、スタッフ同伴など、あらゆるケースが考えられます。
葬儀会社の意向によりますので、指示に従い故人の最期を安らかに見送れるようにしましょう。