旅行に行ったときに気になることが、お土産をどの程度の範囲で贈るのかということです。
親しい友人などには配るとして、判断に困るのがご近所さん。
いつもお世話になっていることには違いないですが、ご近所さんにお土産は必要なものなのでしょうか?
もし旅行のお土産を贈るとしたら、予算や注意点などを把握しておきたいですね。
正しい贈り方を意識して、相手に心から喜んでもらうにはどのようにすれば良いのか気になります。
今回はご近所さんに旅行のお土産は必要なのか注意点や予算、贈り方について詳しくご紹介していきます。
ご近所さんに旅行のお土産は必要なの?
ご近所さんとひとくちに言っても、地域によって意味が異なることもあります。 隣に住んでいる人はあまり親しくなくても、二軒先の人とは親しく付き合っているという人もいますよね。
ご近所さんへの旅行のお土産は自分の判断で好きなようにすれば良いのでは?と思われがちですが、実は簡単にはいかない事情がある場合も。 具体的にご近所さんへのお土産事情と、必要性についてみていきましょう。
地方か都市部か
実はご近所さんへのお土産事情で最も影響があるのが「土地柄」なのです! 地方では場所によりますが隣近所での助け合いや情報交換などは当たり前で、関係性が深い所が多いですよね。
一方で都市部の場合は隣近所の人の名前や家族構成はおろか、顔すら知らないという人も! ご近所さんへの旅行のお土産を渡した方が良いのは地方に住んでいる人だというのは、一目瞭然ですね。
地元の田舎である場合はお土産などをきちんと贈らないと「〇〇さんの家は常識がなっていない」と認識されて、実の親も悪く言われてしまう可能性があるのです。 都市部は地方に比べてマンションなどの集合住宅が多いので、挨拶程度の関係であればあえてお土産は渡さない方が良いでしょう。
下手にお土産を渡してしまうと、相手に気を遣わせてしまう恐れがあります。 気を遣いたくないから都市部に住んでいる人もいるくらいなので、ご近所さんに配る予定だったお土産は親しい友人に回しましょう。
親しいか親しくないか
ご近所さんは基本的に選べませんから年齢や性別、家族構成などは様々ですよね。 中にはあまりに年齢などが違うため、普段は挨拶しかしないというご近所さんもいます。
一方で年齢や性別が同じで親しくしているという人もいるので、お土産を渡すかは親しい関係性がどうかを重視しても良いでしょう。 注意しなければならないのは、お土産を渡すことを大っぴらにしてしまうことです。
〇〇さんの家にはお土産を渡していたのに我が家にはくれなかったなどと噂を立てられると、後々面倒なことになります。 親しいご近所さんに旅行のお土産を渡すときには、外装や袋が見えないように大きめのバッグに入れていきましょう。
家の中でお土産を渡して「お土産は仲良しのお家だけにしているから、内緒にしておいてね」などと口添えしておくと良いですね。
子供のつながりがあるか
子供が同じ学校などでご近所さん兼ママ友の場合は、旅行のお土産を渡すとなると迷いますよね。 基本的に親子ともに親しい関係であればコッソリ渡してしまうのが良いですが、単に子供つながりの関係だけであれば特に渡す必要はありません。
単なるママ友で旅行のお土産を渡すと気を遣わせてしまうだけでなく、ほかのママ友との兼ね合いも難しくなってきてしまいます。 家族ぐるみで付き合っていない限りは、旅行のお土産は渡さなくても問題はないでしょう。
ご近所さんへのお土産の予算は?
ご近所さんはどちらかが引越しをしない限り、ずっとご近所さんです。 特に戸建ての場合は永い付き合いになるので、あまり予算を高く組んでしまうとしんどくなってしまいます。
相手に気を遣わせないお土産の予算は5百円〜千円なので、簡単なお菓子などを買っていきましょう。 私の場合は近所が皆さん小さな子供のいるファミリーなので、子供でも食べられる柔らかめの個包装お菓子を買うことが多いです。
お土産屋を見ると千円以内で買えるものはたくさんあるので、選ぶ際も迷う心配はありません。 千円以内で買えるお菓子はどれも6〜10個入りなど、ファミリーで分けるには十分な量です。
千円以上になると入数も増えてしまうので、避けた方が良いでしょう。
ご近所さんへのお土産の贈り方の注意点
ご近所さんに旅行のお土産を贈る時には、どんな点に注意すれば良いのでしょうか? 後々トラブルにならないためにも、注意点はしっかり把握しておきましょう。
お土産に差をつけない
ご近所さんにお土産を…となると、つい親しい方に豪華な品物を贈ってしまいがちですよね。 贈り主のいないところで「〇〇さん、旅行に行ったんだってね」なんて話をされたら、何かの拍子にお土産の話題になる可能性が高くなります。
お土産の話題になって自分の家よりも他の家への品物の方が豪華だったら…良い気持ちはしないですよね。 ご近所さんにお土産を配るときには、品物の種類を同じにするのがお勧めです。
私もいつもご近所さんへ買うお土産は、親しさ関係なしに同じ種類にしています。
お土産は1年に1回程度にする
旅行のお土産なので、頻繁に旅行に行く人にとっては何度でも贈りたい気持ちはわかりますが…。
あまりに頻繁に旅行のお土産を贈ってしまうと相手にとって重荷になりますし、生活格差を知って妬まれる可能性もあります。
特に同じような家族構成で年齢も近い場合は、嫉妬の対象になりやすいので注意しましょう。 お土産を渡す場合は年に一度程度が最も適しているため、我が家でも年に3度の旅行のうち一度だけ渡すようにしています。
まとめ
ご近所さんに旅行のお土産は必要なのか注意点や予算、贈り方について詳しくご紹介してきました。
ご近所さんと言っても土地柄や関係性によってもお土産の必要性は変わってくるので、まずは住んでいる場所の風習に従うのが良いでしょう。 予算は相手に気を遣わせない千円以下のもの、贈り方の注意点は頻繁に渡さないことやみんな同じ品物にするなどが挙げられます。
ご近所付き合いを円滑にするためにお土産は役立ちますが、思わぬトラブルにならないようにマナーは心得ておきたいですね。