多くの4、5歳は保育園や幼稚園などの集団生活をおこなっているため、だんだんと社会性が身についてきますよね。
大人とのコミュニケーションも取れ、絵本も今までよりずっと楽しめるようになってくるのが特徴です。
4、5歳に絵本を贈りたい時、思わず夢中になれそうなものを選びたいですよね。
今まで覚えてきた言葉を使って、さらに想像力を膨らませるためにステキな絵本を贈りましょう。
今回は4、5歳に絵本を贈った人に向けて、子供が夢中になれる本の選び方や読み方を詳しくご紹介します。
4、5歳にお勧めの絵本とは?
4歳や5歳にもなると、何度か読み聞かせをすると絵本の内容を暗記できてしまう子もいます。 ますます絵本を読むのが楽しくなって、自分から好きな絵本をおねだりするのも増えてくる頃です。
4歳前後でひらがなを勉強している子供も増えてきますが、自分で絵本を読めた!という達成感を得るためにもひらがなで書かれた本も良いでしょう。 我が子も3歳過ぎからひらがなの読みができたので、4歳から自分で絵本を読めるようになりました。
得意げに「私、絵本読めるよ!」と言ってきたり、下の子に読んであげたりしている姿は何とも微笑ましいものです。 4歳や5歳にもなると、よほど難しい漢字が使われていたり物語が難解だったりしない限りは多くの本に興味を持ちます。
ぜひいろんな絵本のジャンルに挑戦して、好きな本を探してみるのも良いでしょう。
4、5歳に適した選び方
4歳や5歳が読むのに最適な絵本は、今までの年齢よりも複雑化しているのが特徴です。 選び方も単に見た目だけのインスピレーションではなく、目の付け所が違ってきます。
さすが5歳!と言えるようなこともあったので、私の娘についての体験談とともに見ていきましょう。 ステキな絵本の選び方の参考になれば、嬉しいです!
ストーリー
4歳以降は、だんだんと他の人の気持ちがわかるようになってくる時期です。 ストーリーもより複雑なものでも、理解しやすくなってきます。
読んだ後に親子で「結局主人公が言いたかったことってなんだろうね?」などと、話し合ってみるのも良いですね。 自分で思ったことを考えて伝える力を養うためにも、よりストーリーがしっかりした絵本を選ぶと良いでしょう。
テンポの良さ
絵本の中には韻を踏んだリズミカルな、テンポの良いものがあります。 4歳前後の子供は歌のように覚えてくるので、数回読んだだけであっという間に内容を覚えてしまうのです。
娘も3回読んだだけで、一緒に読めてしまうくらいリズミカルな絵本は頭に入っていくようですね。 わらべうたのように、親しみ深いテンポの良さが子供からは好評なのです。
4、5歳が興味を持ってくれる絵本の読み方
4歳や5歳に絵本を贈った、あるいは贈られた後におこなう読み聞かせ。 ちょっと時間が空いた時や寝る前などに、読み聞かせをすると我が子たちも喜びます。
一方で読み聞かせがなんとなく苦手…という人も多いのではないでしょうか? なんだか淡白な読み方になってしまって、終始子供がポカンとした表情をしている…ということもありますよね。
具体的にどんな読み方をすれば子供が喜ぶのか、4歳や5歳向けの方法を見ていきましょう。
感情を込める
感情を込めるのはもっと低年齢でも意識したいところですが、4歳からは「登場人物がどんな気持ちになっているのか」をより想像してもらいたいのです。 声色だけ変えるのではなく、読んでいる人は顔全体で表現したいですね。
ちょっと気恥ずかしそうなイメージですが、我が子ならば私も変顔などしながら楽しんでいます。 親子で一緒に楽しみ悲しみ、いろんな感情を出しながら読んでみてくださいね。
質問をはさむ
絵本をストレートに読んだだけでは物語に集中できるメリットはあるものの、子供が節々でどんなことを思っているのかわかりにくいデメリットがあります。 より絵本の世界に入ってもらうためにも「うさぎさんたち楽しそうだね、何をしているのかな?」などと質問を入れるのがお勧めです。
数を数える練習をしていた時には「チョウチョさんは、いくついるかな?」などと、子供に数を数えさせながら読んでいました。 絵本は考え方の角度を変えると、実はいろんな学び方ができるのですね。
まとめ
4、5歳に絵本を贈りたい人に向けて、子供が夢中になれる本の選び方や読み方を詳しくご紹介してきました。
4歳や5歳は他の人の気持ちを考えたり、数や文字を学んだりしている時期です。 絵本を読み聞かせることで、楽しみながらいろんなことを吸収できます。
より複雑なストーリーや韻を踏んだテンポの良い絵本は、特にプレゼントにお勧めです。 贈った、あるいはされた絵本は親子で楽しんで読み聞かせをしましょう。
時折質問を挟みながら、感情を込めて読んで子供を絵本の世界にスムーズに誘い入れてくださいね。