お菓子を贈る時に多くの人が思い浮かべるのが、ある程度日持ちのする焼き菓子です。
焼き菓子は相手に贈ってから、少しずつ楽しんでもらうのには最適ですよね。 一方で生菓子は消費期限が当日や翌日など非常に短いので、贈り物の候補には上がりにくい傾向にあります。
生菓子は焼き菓子に比べて、華やかさがあることも事実ですよね。
贈る時には消費期限や温度などに気を配る必要があり、神経を使うことも多いです。
今回は生菓子を贈る時の注意点について、消費期限や温度で気をつけたいことを詳しくご紹介していきます。
生菓子を贈る時のマナー
生菓子をプレゼントとして考える時には、相手のことを考えておく必要があります。 相手の状況を確認しないと、せっかくの贈り物を喜んでもらえないことも。
生菓子を贈る時には、2つのマナーを心得ておきましょう。 事前に確認しておくと良いですね。
在宅の確認
生菓子は日持ちがしない上に、温度が上がると品質が悪くなりやすいのが特徴です。 渡そうと思って持って行ったら、不在だった!となると…残念ながら自分たちで食べるしかありません。
生菓子を贈る前には、必ず家に居るかどうかを確認してから伺うようにしましょう。 私は1週間前、3日前に在宅確認をして問題なければ贈るようにしています。
しつこいかもしれませんが、スムーズに生菓子を贈るためには必要なのです。
冷蔵庫の空き状況
在宅確認に加えて確認しておきたいのが、冷蔵庫に空きスペースはあるかどうかという点です。 生菓子は箱詰めされていることが多いため、意外と冷蔵庫のスペースを取ります。
渡した後のことまでは、結構気が回りにくいですよね。 事前確認の際に「スペースを取るので、冷蔵庫を空けておいていただけますか?」と、一言付け加えておきましょう。
実は私もいきなり生菓子をいただいて、困ったことがありました。 ちょうど買い物の直後だったこともあって、冷蔵庫がパンパンだったんですね。
いただいてすぐに食べれば良かったのですが、食後すぐでお腹がいっぱい。 とりあえず保冷剤や氷をたくさん入れたクーラーボックスに入れて、難を逃れました。
相手を慌てさせないためにも、きちんと事前の確認はしておきたいですね。
生菓子は消費期限に注意
生菓子を贈る時に一番気をつけなくてはならないのが、消費期限を守ることです。 消費期限は賞味期限と違って、期限が切れると品質が著しく低下する恐れがあります。
例えばケーキなどの場合は消費期限は購入した当日なので、贈る場合は急がなくてはなりません。 今日渡せなかったから明日渡そうといかないのが、生菓子の悩ましいところなのです。
私は当日確実に渡せるように、3日前くらいから連絡を入れておきます。 生クリームは買った当日を過ぎると消費期限切れになるのは、多くの人が知っている事実でしょう。
一方で「1日くらい大丈夫かな?」と思ってしまうこともあるのが、注意しなければならないポイントなんですね。 自身で購入して食べるのであれば、万が一にも体調不良になったとしても仕方ありません。
贈り物となるともし体調を崩してしまった場合、なんだか贈った方が気に病んでしまいますよね。 双方とも嫌な思いをしないように、手渡す時に再度「今日中に食べてください」と念を押しましょう。
生菓子を渡すまでの温度管理
生菓子は消費期限の他にも、渡すまでの温度管理も品質を保つために重要なポイントです。 消費期限内でも、温度管理が悪ければあっという間に品質が悪くなってしまいます。
生菓子を購入した時には、多くのお店で「お持ち歩きのお時間はどのくらいですか?」と聞かれますよね。 もし持ち歩き時間が30分であれば、ぜひ申告時間を1時間〜1時間半伸ばしましょう。
保冷剤を多めに入れてくれたり、専用の保冷バッグに入れたりしてくれます。 しっかり保冷できているほど、相手に渡した時に品質を良好に保つことができるのです。
私の体験談なのですが、30分で帰宅できるはずが思わぬアクシデントで2時間ほどかかってしまったことがありました。 帰った頃には保冷剤は温くなっていて、生クリームが溶けかかっているという状態に…。
ケーキを残念な姿にしないためにも、ぜひ保冷剤はたくさん入れてもらってくださいね。
生菓子を贈ってはいけない時
生菓子を贈るシーンは多いですが、中には贈らない方が良いこともあります。 購入してからの移動時間が長い場合や、相手から生菓子を断られた場合です。
最近ではアレルギーなども気にする人が多いので、相手の家族の誰かに食物アレルギーがある場合は避けた方が良いでしょう。 生菓子とひとくちに言っても、クリーム系や餡子などたくさんの種類があります。
実は焼き菓子以上に好みが分かれやすいジャンルでもあるので、購入前には相手の好きなものを聞いておくと良いですね。 私は大の甘党なのですが、実は生クリームは大好きでもモンブランはあまり好きではないのです。
相手が妊娠中などの場合、洋酒が含まれていないかなども気をつけてみてみましょう。
まとめ
生菓子を贈る時の注意点について、消費期限や温度で気をつけたいことを詳しくご紹介してきました。
ケーキ類はスペースを取るので、冷蔵庫の空き状況と在宅確認をしましょう。 一番の注意点が消費期限と温度管理で、贈り物の品質を左右します。
購入したら保冷剤をたくさん入れてもらって、移動中はなるべく冷蔵庫に近い状態で保管しましょう。