朝晩は少し寒くなってきましたが、昼間の日差しはまだまだ強く、暑い秋ですね。
さて、今回のテーマは
「さつまいもと2歳の息子」です。
秋の代表的な食材のさつまいも。
子供の離乳食やおやつなどによく使われ、調理に応用が効くので、ママにとっても嬉しい食材ですよね。
実は、さつまいもって子供にとっては栄養満点の食材なんです!
食物繊維が豊富で有名ですが、もっとさつまいもの魅力を知っていただきたいと思い、記事にしました。
是非、最後までご覧ください!
栄養満点のさつまいも!
まずは、さつまいもに含まれている栄養素について知識を深めていきましょう。
1.不溶性食物繊維
食物繊維の中でも、水に溶ける水溶性と水に溶けにくい不溶性があります。
さつまいもには、”セルロース”という植物特有の不溶性食物繊維がたくさん含まれているんです。
セルロースは、大腸内細菌達のエサになったり、吸水性が高いので大きく膨長する働きがあります。
腸の動きを活発にし、お通じが良くなることで、老廃物や毒素を排泄してくれるんです!
2.ヤラピン
さつまいもを切った後、上記写真のように切り口から、じわーっと白い粘液みたいなものが出てきます。
これがヤラピンという物質で、便の排出を促進する効果があるようです。
さつまいも特有のもので、食物繊維と一緒に摂るとより効果が得られることから、昔から緩下剤として食べられていたそうですよ。
3.ビタミンB群
エネルギーへの変換や、身体をつくるタンパク質を分解する時に必要な栄養素です。
これからどんどん成長する為にも、活発に動き回る為にも必要不可欠!
おいもさんなので、エネルギーの素となる炭水化物も一緒に摂れて一石二鳥ですね♪
4.ビタミンC
柑橘類に多いイメージがありますが、意外とさつまいもにも結構含まれているようです。
ビタミンCは鉄分の吸収を助けてくれたり、強い血管をつくる役割もあるんです!
成長するにつれて、血液量や筋肉量も増えてきます。
血液の主成分となる、鉄分補給を間接的に手助けしてくれるので、積極的に摂取したいですね!
5.ビタミンE
抗酸化作用があり、肌の健康状態を維持します。
息子が1歳くらいまでは、顔まわりを中心に肌荒れを起こしていました。
小さいうちは荒れやすい時期でもありますが、肌が弱い子供にとっては摂りたい栄養ですね。
6.カリウム
体内の余分な塩分を出したり、筋肉を動かす時にも活躍する栄養素です。
最近、息子が塩分高めのものを好きになってきているので、ありがたい栄養です…。
7.葉酸
身体の細胞をつくったり、血液の素となります。
妊婦さんに必要な栄養素として良く知られていますが、生まれてからは、子供の成長を促す為に子供自身が摂取していかないといけないものになりますね。
2歳児の必要な栄養量と比較
さつまいもに様々な栄養素が詰まっていることを知った上で、2歳児の食事摂取基準と100gのさつまいもに含まれる栄養成分量を比較しました。
さつまいもの大きさにもよりますが、100gの目安としては、輪切りにしたさつまいも2〜3枚くらいの量です。
同じさつまいもでも、食べ方によって栄養量が変わってきますので、
皮付き(蒸す)・皮むき(蒸す)・皮付き(揚げ)・皮むき(焼き)
以上4つの方法で比較しました。
ざっくり平均的に見ると、2歳児の食事摂取基準の3〜5割は摂れてしまうことがわかりました!
食物繊維に関しては、2歳児の摂取基準は設定されていませんでしたが、やっぱり皮付きの方が食物繊維が多く摂れるようです。
ビタミンEは油に溶けやすい性質なので、揚げると摂取できる量が増えていました!
総合的に見てみると、皮むき(焼き)が1番栄養たっぷりの状態だったので、”焼きいも”にして食べるのが最適ということになりますね♪
さつまいもの選び方
甘くておいしいさつまいもを選ぶ時には、4つの点に目をつけましょう!
・ひげ根が生えていない
・ひげ根の跡が多く、均一に並んでいる
・切り口が茶色い(写真参照)
・皮がツヤツヤしている
収穫されてからも糖化が進んでいて、徐々に甘くなっていきます。
甘いさつまいもは、切り口から蜜が溢れ出てきて茶色く変色するので、選ぶ時の目印にしてください!
決して傷んでいるわけではないので、安心してくださいね。
さつまいもの保存方法
【丸ごと1本の場合】
何も手を加えていない生のままの状態は、新聞紙にくるんで冷暗所に置いておきます。
気をつけないといけないのが真夏と真冬。
気温は10℃前後が最適のようで、暑くなると発芽してしまったり、寒すぎると甘みが減ったり傷みやすくなってしまうそうです。
真夏は冷蔵庫の野菜室に入れるのが最適のようです!
【使い残した場合】
使い残しの分は、輪切りにしてジッパーのついた袋に重ならないように並べ、冷凍保存もできます。
凍ったまま揚げることもでき、1ヶ月を目安に使い切ると良いそうです。
【調理して保存】
育児や仕事で忙しいママさんにおすすめなのが、マッシュした状態やサイコロ状に切って下ゆでした状態で冷凍保存する方法です!
時間のある時にまとめて作っておけば、使いたい時にレンジで解凍すればすぐに使えます。
揚げたさつまいもを冷凍すると、解凍してシロップをかけると即席大学芋ができるので、おやつにも最適ですよ!
イヤイヤ期対策
自己主張が激しい息子の食事は、どんな味と形だったら食べてくれるかを考えながら毎日作っています…。
仕事が休みで余裕があったので、
・ミルクマッシュポテト
・さつまいもの天ぷら
・大学芋(パンケーキシロップで代用)
・輪切り焼きいも
4つのバリエーションを揃えて息子に挑みました。
天ぷらと焼きいもは見ただけで
「いらん!」
と言ってそっぽを向いてしまいました。
「ほら見て、おいしいよ?ママたーべよっ」
誘惑して、ママがおいしそうに食べる作戦。
「おいしい?ママどーぞ」
あえなく失敗し、食べる気配全く無し…。
マッシュポテトは、一度口に入れたのですが、皮の部分をペッと吐き出していらないと言われてしまいました。
栄養の事を考え、あえて皮ごとマッシュしたのが失敗でした…。
最後は大学芋。
短冊状に切って揚げ、パンケーキシロップをかけたものです。
始めは食べようか迷っていた感じでしたが、ママが「あま〜いおいもさんよ?」と言ってあげると、パクリと一口。
そのまま続けてパクパク食べて、完食してくれました!
見た目と味付けによって、息子の反応が全然違いますので、時間がある時にこうやって研究しています。
諦めずにイヤイヤ期対策をしていったら、少しずつ食べられる物が増えてきたので、根気強く攻め続けていこうと思います!
子供の栄養補給に、さつまいもの魅力を有効活用していきましょう♪
最後までご覧いただき、ありがとうございました!