七五三も7歳のお祝いをもって、一区切りつきますね。 最初にお祝いをした3歳の時はあんなに小さかったのに、素敵な女の子に成長した姿を見られるのは親としても喜びはひとしおでしょう。
イヤイヤ期中でてんやわんやだった3歳の七五三とは違って、7歳となると今度は別の意味で大変な事が増えてきそうです。
より自我が芽生えてきている7歳ですから、喜んでもらえる贈り物をするのもなかなか大変ですよね。
女の子は前回の七五三が3歳の時ということもあって、時期や内容などを忘れている人も多いのではないでしょうか?
今回は七五三の7歳のお祝いをする時期や内容を知りたい人に向けて、女の子にピッタリの贈り物を詳しくご紹介していきます。
七五三で7歳のお祝いをする時期
七五三で7歳のお祝いをするのは女の子だけですが、全ての年齢でいえるのが時期をどうするかということです。 数え年が良いのか、満年齢になったらお祝いすれば良いのか悩むところですよね。
3歳のお祝いであれば子供の発達度合いで決めてきましたが、7歳は子供のスケジュールに合わせた方が良さそうです。 具体的な時期ごとに、どんなメリットやデメリットがあるのか併せて見ていきましょう。
数え年で7歳
数え年で7歳ということは、まだ満年齢では6歳ですよね。 小学生ではなく幼稚園や保育園生という子供も多いので、数え年か満年齢かでは生活スタイルが大きく異なります。
小学校に上がっていない場合の数え年では、若干の幼さが残る子が多いです。 着物選びで時間がかかってしまったり、自分の思い通りにいかなくて癇癪を起こしてしまったりすることもあるでしょう。
女の子ということもあり、3歳に比べると圧倒的にしっかりしているので過度な心配は無用です。
満年齢で7歳
満年齢で7歳を迎えている子の場合は、すでに小学校に入学していますよね。 園とはまた違った集団生活をこなしてきているので、忍耐力なども身についています。
小学校に入学すると女子同士の会話もレベルアップするので、七五三の話題も当然出てくるでしょう。 他の子の着物はピンク色だったから、私もピンク色が良い!などと言い出すかもしれません。
着物やドレスなど写真撮影の時の衣装や小物についても、より厳しくなってくるのが小学生の7歳です。 聞き分けが良い分、自己主張が強くなってくるので大変だと感じる親も多いでしょう。
七五三での7歳のお祝い内容とは?
7歳の七五三のお祝いは具体的に何をするのか、実は段取りはよく知らないという人も多いんです。 私もザックリとお詣りと写真撮影すれば良いのかな?と考えていましたが…。
7歳には女の子の成長に関連した、お祝いの内容が有るんですね。 具体的な7歳の七五三の流れを、詳しく見ていきましょう。
帯解きの儀
夏に浴衣を着るとき子供は簡単に巻いて結ぶだけの柔らかい帯なのに対して、大人はしっかりした帯を結びますよね。 実は女の子にとって7歳というのは成長の節目であり、子供から大人の階段を一歩登ったことになるのです。
今までずっと巻いていた子供用の帯を解いて、今度は大人用の帯をしっかり締めて着物を着こなします。 帯解きの儀というのは、子供用の帯を解いて大人用の帯に替える儀式のことをいうのです。
女の子にとっては大人の世界に足を踏み入れることを表すので、七五三は非常におめでたいことなんですね。 現代でいえば7歳はかなり小さいイメージですが、昔で7歳と言ったらもう大人と同じように行動していたのです。
少し時代錯誤を感じるのは否めませんが、我が子が大人っぽい着物を着る姿を見られるというのは感無量ですよね。
写真撮影
お詣りと共に欠かせないのが写真撮影ですが、3歳の時の被布と違って今回は本格的な着物を着られます。 髪飾りもより大人っぽく仕上げて、普段とは違った一面を見られるのも醍醐味です。
写真館によっては和装と共に洋装を着られるところもあるので、プリンセスのようなドレスも着られるのです。 7歳といえば、3歳の時よりもさらにプリンセスに憧れを持つ年齢ですよね。
写真撮影前の衣装選びの段階で、すでにテンションが上がるのではないでしょうか? カメラを向けられた時のポーズも心得ている女の子が多いので、滞りなく終わります。
娘も写真を撮られるのが好きで、毎回キメ顔をしているため7歳になった時はどれだけレベルアップしたキメポーズをしてくるか…末恐ろしいです!
女の子の七五三にピッタリな贈り物
女の子の七五三、7歳は最後ということもあって贈り物をするにも気合が入りますよね。 日に日に強くなっていく自己主張、気に入った物を選ばなければ喜んでもらえない可能性もあるのです。
一方でハートを掴むような贈り物を贈ったら、とても喜んでもらえます。 七五三をより良い思い出にするために贈りたい、7歳女の子の七五三にピッタリな贈り物を詳しく見ていきましょう。
着物に似合うアクセサリー
7歳でも女の子は大人顔負けのお洒落さんなので、着物やドレスに合うアクセサリーをプレゼントすると非常に喜ばれます。 事前にどんな着物やドレスを着るのか、色などを本人から聞いておくとスムーズです。
私は友人の子供の7歳の七五三で、可愛いかんざしをプレゼントしました。 長い髪の毛が自慢だった友人の子、かんざしを付けた写真を送ってもらいましたがとても綺麗で感動しました。
レンタルなどで当日にならないとどんな衣装なのかわからない場合は、色合いしやすい淡い色の髪飾りなどを選ぶと良いでしょう。 和洋ともにアクセサリーは浴衣を着た時や発表会の時などに使い回しができるので、親からも喜ばれますよ!
学用品を買うための現金
数え年で七五三をしたとしたら、もうすぐ小学生といった年齢ですよね。 入学前はたくさんの物を買い揃えなければならないので、なにかと物入りです。
七五三のお祝いに学用品などを買うためのお金を贈れば、自由に使うことができますね。 現金を包む時には熨斗袋に「七五三御祝」と書いて、紅白蝶結びの水引をかけましょう。
七五三の時に用いる熨斗袋として「初穂料」の表書きもありますが、初穂料はお詣りした神社に納めるものです。 間違えないように、熨斗袋にはしっかり表書きを記入しましょう。
まとめ
七五三の7歳のお祝いをする時期や内容を知りたい人に向けて、女の子にピッタリの贈り物を詳しくご紹介してきました。
7歳の七五三は数え年か満年齢かで、取り巻く環境がかなり変化します。 入学前にお祝いするのか入学後にするのか、本人ともしっかり話し合っておきましょう。
7歳は子供の帯から大人の帯へと替えて、きちんと着物を着るという「帯解きの儀」をおこないます。 贈り物は着物やドレスに似合うアクセサリーや、現金が良いでしょう。
現金は熨斗袋の準備を忘れずに、表書きを間違えないようにしてください。 7歳のお祝いは七五三の締めとして、ステキな気持ちで過ごせるようにしたいですね。