先日、兵庫県にある城崎温泉へ行ってきました。
冬の城崎温泉ということで、名物のカニを食べ、外湯めぐりを楽しんできました。
今回は、「子どもと城崎温泉旅行」を紹介したいと思います。
・城崎温泉
城崎温泉は兵庫県豊岡市にある、”開湯1400年”の古くからある温泉地です。
その昔”コウノトリがケガを癒していたことから発見された”というかわいいエピソードもあるそうです。
温泉街には大谿川(おおたにがわ)が流れ、その川べりには柳の木がたくさん植えられており、とっても風情のある温泉街なんですよ。
城崎温泉には「外湯(そとゆ)」と呼ばれる共同浴場が7軒あり、旅館の浴衣に着替えて外湯めぐりをするのが定番の楽しみ方です。
最近は外国人観光客からも人気の観光地な様で、ここ数年は浴衣を着た外国人観光客の方がとっても多い印象でした。
ただ今回は新型肺炎の影響なのか、カニシーズン真っただ中の城崎にしてはお客さんがかなり少なかったです。
我が家も念のため、全員マスクをつけて行きました。
・外湯めぐり
城崎温泉には、①さとの湯、②地蔵の湯、③柳湯、④一の湯、⑤御所の湯、⑥まんだら湯、⑦鴻の湯、の7軒の共同浴場があります。
今回、私たちが訪れたのは「柳湯」と「鴻の湯」の二つです。
せっかくなら全制覇したいところですが、子ども連れだとこれがなかなか難しい!
城崎温泉のお湯がかなり熱い為、子ども達がイヤがってなかなかゆっくり浸かってられないのです…。
特に「柳湯」は43℃と、城崎温泉で一番温度が高いそう!(我が家は40℃設定)
柳湯は小さな浴槽ですが、深さがある為しっかり首の下まで温まることができました◎
ジェットバスもついており、大人には最高の湯船です♪
もう一つの「鴻の湯」も、内風呂はかなり熱かったです。
子ども達は足をちょっとつけただけで「あつすぎて入れへん~」と逃亡…。
外にある露天風呂は外気で冷えるのか、ちょうど良い湯加減になっていました。
お子さん連れの方は、露天風呂のある外湯がオススメです!
ちなみに、城崎温泉のお湯は、海が近いからか少ししょっぱい味がしました。
飲泉すると、”消化器管と便秘”に効き目があるそうです。
・温泉街で食べ歩き
城崎温泉の楽しみといえば、温泉街での食べ歩き!
川沿いには、お土産屋さんや飲食店がズラリと並んでいるんですよ。
冬の城崎はカニがシーズンということで、カニまん、カニコロッケ、カニおこわなど、カニをつかったお惣菜がたくさん販売されていました。
私たちは、カニの足が1本はいった天ぷらを購入♪(天ぷらのおしりから、カニ足がのぞいています♡)
注文すると、ホカホカ湯気があがるせいろから、棒付きの天ぷらが出てきました。
子どもたちは「おいし~」と、奪い合うように食べていました。
寒い冬には、アツアツのお惣菜がとってもおいしいです。
お行儀はよくないですが、歩きながら食べるお惣菜って、なんでこんなにおいしいんでしょうね。
しょっぱい系のお惣菜の他にも、アイスクリーム、プリン、おまんじゅう、お団子、フレッシュジュースなどスイーツ系も充実しています。
私たちは湯上がりプリンをテイクアウトし、夕食後のデザートにいただきました♪
温泉街には誘惑がたくさんありましたが、あまり食べすぎると夕食のカニ会席が入らなくなるので、ガマンガマン!
・カニ会席
今回の旅行で一番楽しみにしていたこと、それは”カニをたくさん食べること”♪
私は小さいころからカニが大好きだったのですが、子ども達にもその血が受け継がれたようで、二人共カニが大好きなんです!
次女にいたっては旅行が楽しみすぎて、一週間ほど前から幼稚園で「今度カニ食べにいくの!いいやろぉ~」と皆に自慢していたようです…。(なんと園長先生にまで報告していたんだとか!)
毎年11月6日~3月20日の間にカニの漁が解禁されるため、冬の城崎温泉はカニ一色です。
日本海でとれるズワイガニは、水揚げされる漁港によって”間人(たいざ)ガニ”、”柴山ガニ”、”津居山ガニ”、”越前ガニ”などと、異なる名称でよばれています。
水揚げされた漁港は、ツメに付けられたタグの色で見分けることができますよ!
そして、こちらがおまちかねのカニ会席です。
八寸からはじまり、茹でガニ、カニのお刺身、焼きガニ、カニスキ(さいごに雑炊)、と本当にカニづくしのカニ会席でした!
カニの量は1人当たり2杯相当だったそうです。
長女にはお子様会席を用意していただきました。
茹でガニの他にも、ハンバーグやエビフライ、おにぎりなど盛りだくさん♪
子ども達は二人共、ちゃ~んと自分でカニの殻をむいていましたよ。
いつもは食事中もにぎやかな子ども達ですが、カニの殻をむくので必死!!
よく「カニを食べると無言になる」といいますが、小さな子ども達もその通りになりました◎
大人のカニも分けてもらい、二人共びっくりするくらいポンポンのお腹になっちゃいました。
・特急「きのさき」号とカニ弁当
城崎温泉~京都駅間は、特急「きのさき」号で移動しました!
(冬の城崎は雪が積もることが多く、車で行くのが怖いのです…。)
普段の旅行では自家用車で移動することが多いので、特急に乗ると子どもも私もワクワクしちゃいます♪
今回は城崎温泉駅で駅弁を購入し、車内でランチを食べました。
駅弁はもちろんカニ弁当です!
こちらの駅弁には”コッペ”とよばれる雌のズワイガニがたっぷ~り。
今回は、最初から最後まで本当にカニづくしの2日間でした◎
カニのお弁当を食べて満足したのか、その後は二人で車窓を見ながら大人しく過ごしてくれました♪
今年は暖冬の為、城崎温泉で雪を見ることはありませんでしたが、兵庫の山間部は雪がしっかり積もっていましたよ。
城崎温泉で雪遊びをしたかった次女は、ちょっと恨めしそうに眺めていましたが…。
また来年もカニを食べにいこうね♪
・さいごに
”子どもと一緒に城崎温泉旅行”、いかがでしたか?
毎年恒例、冬の「カニ×温泉」旅行でした。
私も子どももお腹がポンポンになるまでカニを食べることができて、とっても幸せな一日でした♡
そして、寂れた温泉街が多い中、城崎温泉の温泉街はとっても活気があり歩いていてとても楽しかったです!
いつか外湯めぐりを全制覇できたらいいなぁ。
子ども達は「来年はどこのカニを食べに行こうかな~」と、今から楽しみにしています◎
最後までお読みいただきありがとうございました。