先日、子ども達二人が同時に水疱瘡(みずぼうそう)になってしまいました!
水疱瘡の症状、原因、経過、子ども達の様子などを紹介したいと思います。
・水疱瘡と症状
1月の中旬、子ども達二人が水疱瘡(みずぼうそう)になってしまいました。
朝起きて着替えをする時、小学生の長女が「お母さん!体にブツブツがいっぱいできてる~!」と言うではありませんか!
確認すると、長女のお腹と背中にたくさんの赤い発疹ができていました。
検温したところ平熱とあまり変わらなかったので、一瞬ダニかノミにでも刺されたのかな…と思い、皮膚科か小児科どちらに行くか迷ったのですが、とりあえずかかりつけの小児科へ行くことに。
小児科の先生に発疹を見てもらったところ、「これは水疱瘡やな!典型的な水疱瘡の発疹やわ~」とすぐに診断がつきました。
そしてよ~く見ると、次女のお腹と背中にも赤いブツブツが合計5つできていたんです。
先生も一目見て「はい、次女ちゃんも水疱瘡やな!」と…、結局二人とも同時に水疱瘡にかかってしまったのです。
水疱瘡とは、水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)に感染すると発症し、かゆみを伴う発疹(水疱)が全身に現れるそうです。
この時点では発疹は水ぶくれになっていなかったので、病院に行くまでは、まさか水疱瘡だとは思っていませんでした。
・水疱瘡の予防接種
そういえば、二人とも水疱瘡の予防接種を受けていたはず…と思い、母子手帳を確認すると、長女は1歳の頃に1度注射をしていました。
ですが、本来水疱瘡の予防接種は1歳で2回受けないといけないのです。
1回しか受けていなかった為、免疫がちゃんとできていなかったのですね。
長女が1度目の予防接種を受けた2012年時点、水疱瘡の予防接種は任意接種だったため、打ち漏らしがあっても健診などで特に指摘されることもなく、私もすっかり忘れていたみたいです…反省。
2014年から定期接種になった為、2015年生まれの次女はちゃんと2回受けていました〇
次女は2回注射をしていたおかげで、ほとんど発疹がでなかったのでしょう。
お姉ちゃんが水疱瘡だと診断されなければ、次女が水疱瘡だとは分からない程度(ブツブツは合計5つ)の発疹でした。
・原因は”ばーばの帯状疱疹”
先生によると、水疱瘡の潜伏期間はだいたい半月ほどなんだそうです。
「逆算するとお正月にウイルスをもらってると思うけど、学校は休みやし、初詣とか初売りとか人ごみに行った?」と聞かれました。
ですがお正月は両家の実家で過ごし、移動も自家用車だった為、特に外出をしていませんでした。
どこでうつったのかな~と、ネットで水疱瘡のことを検索していたら、”水疱瘡のウイルスは帯状疱疹からもうつる”という情報を発見。
お正月、私の母がちょうど帯状疱疹になっていたのです!!
2回目の診察時、この話を先生にすると「あ~、原因は”ばーば”やなぁ。帯状疱疹は水疱瘡と同じウイルスやから。免疫のない人は帯状疱疹からもうつるよ。」ということでした。
・登園、登校はいつから?
次女は幼稚園、長女は小学校に通っているのですが、水疱瘡にかかると登校・登園することはできません。
小児科の先生からは具体的に「赤いブツブツが全部かさぶたになるまではお休みするように。」と言われました。
通常は1週間ほどでかさぶたになるそうで、発疹の様子を見て判断するから4日後に病院にくるようにということでした。
・経過
水疱瘡が発症した翌日、お腹と背中だけだった発疹は手足にも広がり、顔にもチラホラ発疹がでました。よくみると頭皮にもいくつかブツブツができていました。
長女の場合、特に発疹がひどかったのが”パンツのライン”周辺です。
最初は特にかゆみもなかったようですが、翌日からは”かゆさ”も訴えるようになりました。
小児科からは、飲み薬(=水疱瘡ウイルスの増殖をおさえるもの)と塗り薬(炎症&かゆみ止め)を処方されていたので、1日3回服用していました。
次女は症状が本当に軽かった為、飲み薬は飲まなくてもいいよ~と言ってもらえました。
長女いわく、”飲み薬はすごく苦くて、塗り薬は絵具みたいなニオイがする”んだそうです。
飲み薬はともかく、体中のブツブツすべてに塗り薬をぬることが結構大変でした…。
それでもお薬が効いたのか、赤い発疹から水ぶくれができることはほとんどなく、4日目ごろから発疹が黒っぽいかさぶたになり始め、かさぶたになった発疹はポロポロ剥がれ落ちるように!
そして発疹がでて5日間後、小児科の再診では「明日から学校に行っても大丈夫」と言ってもらいました♪
1ヵ月以上たった今では、数か所うっすら赤い跡が残っているものの、もうしばらくすると消えそうな感じです。
最初はかなり発疹がでていたので心配しましたが、それでも先生いわく「こんなん軽い方!1回でも注射してたのが良かったんやなぁ。」とのことでした。
・子ども達の様子
水疱瘡を発症したものの、子ども達はいたって元気に過ごしていました◎
全身にブツブツが出た長女も、当日は”すこし体がだるい”と言っていましたが、結局一度も熱が出ることはありませんでした。
むしろ、元気なのに外出はできないので、1週間ちかく自宅内ですごくのが大変でした。
家でできる絵具あそびや粘土あそび、長編アニメのDVDなどを見てなんとか乗り切ったのですが…。
この話をご近所さん(おばさま)にしたのですが、このおばさまの息子さんは大学生の時に水疱瘡にかかったそうで、すごく症状がきつかったんだとか。
高熱が続き、結局1週間程入院することになったそうです。
「だから水疱瘡は子どもの内にかかったほうが絶対にいいわよ~」と言われました。
実際、小児科の先生も「子どもは軽くすむことが多いけど、大人がかかると重症化することがあるよ。」と話しておられました。
・さいごに
以上、子ども達の”水疱瘡闘病記”でした。
私が水疱瘡の予防接種2回目を打ち忘れていた為、長女にはかわいそうな思いをさせてしまい、本当に反省しています。
2回とも予防接種を受けていた次女はほとんど症状が出なかったので、やっぱり予防接種の効果はスゴイんだなぁと改めて思いました!
後日、ばーばから水疱瘡をうつしてしまった”お詫び”で、かわいいワンピースを買ってもらい、ご満悦な子ども達でなのでした。
最後までお読みいただきありがとうございました。