3月3日、ひな祭りのお祝いをしました。
3月から子ども達の幼稚園と小学校は休校に、私の仕事もお休みになってしまい、良いのか悪いのか、いつもよりのんびりとお祝いすることができました。
それでは今回は、我が家のひな祭りの様子を紹介したいと思います。
・ひな祭りの由来
3月3日はひな祭りでした。
ひな祭りは桃の節句とも呼ばれ、「女の子が元気に成長できるように願う」行事です。
我が家でも、娘たちの為に雛人形を飾ったり、”雛あられ”や”ちらし寿司”を食べたりしました。
現在では自宅に雛人形を飾ることが一般的になっていますが、平安時代には”流しびな”といって、紙でできた雛人形に女の子の厄災をうつし、川に流して無病息災を願う行事があったそうです。
お内裏様(男雛)とお雛様(女雛)はそれぞれ天皇と皇后を、三人官女は宮中に仕える女官達をあらわしています。
7段飾りでは、3段目に五人囃子、4段目に右大臣と左大臣、5段目に仕丁(じちょう=雑用係)、6段目と7段目には嫁入り道具が配置されています。
・雛人形
節分行事が終わった次の週末、私の実家で子ども達と雛人形を飾りました。
自宅に収納スペースがない為、ずーっと実家に置かせてもらっているのです。
この雛人形は、私が生まれた時に母の実家からプレゼントしてもらったもの!
長女が生まれた時に母から「新しいの買おうか?」と言ってもらったのですが、実家に雛人形があったのでそれを飾らせてもらっています。
40年ちかい年代物ですが、今でもなかなかキレイな状態なんですよ◎。
今回初めて知ったのですが、京都では”お雛様の飾り方”が他の地域とちがうそうです。
写真のように、向って左にお雛様(女雛)、右にお内裏様(男雛)を置くのが京都の風習なんですよ。
これは京都御所の玉座の位置に由来しており、「左が上座」(=向かって右)という昔からの日本の考えに基づいているそうです。
こちらは娘の通う幼稚園の雛人形です。
この写真のように、一般的には向かって左がお内裏様、右にお雛様を置いているんですね。
現在、京都以外の地域でお内裏様とお雛様が逆に配置されているのは、西洋のマナー「右が上座」(=向かって左)がメジャーになったからなんだそうです。
確かに結婚式の並びも、向って左が新郎、右が新婦になっていますよね。
ひな人形の置き方にも、色々とエピソードがあるのですね!
・おやつは”ひなあられ”と”フルーツ杏仁”
ひな祭りの日のおやつといえば”ひなあられ”♪
白(塩味)、ピンク(海老味)、みどり色(あお海苔味)のアラレがはいった”ひなあられ”、私も小さな頃から大好きでした。
特にアラレの袋に1個か2個しか入っていない、チョコレートでコーティングされたアラレが大好きで、よく妹と取り合いになったものです。
”ひなあられ”は、三色の菱餅を砕いて揚げたものが発祥なんだそう。
関西の”ひなあられ”はアラレ、関東のものはポン菓子の形状をしているものがあると聞いたことがあるのですが、皆さんのお住まいの地域ではいかがでしょうか?
そういえば小学生の頃、3月3日に給食ででる菱形の”三色ゼリー”を毎年とっても楽しみにしていました♡
今年のひな祭りは、子ども達のリクエストでフルーツ杏仁を一緒に作りました。
杏仁豆腐の素を使った簡単なデザートで、杏仁豆腐の素に牛乳を加えてお鍋で沸騰させ、器に入れて冷蔵庫で固めるだけ!
最後にフルーツ缶詰をシロップごとかければ完成です◎
とっても簡単なデザートですが、子ども達が大好きな手づくりおやつです。
・夕食のメニューは”ちらし寿司”
ひな祭りの献立といえば”ちらし寿司”ですよね!
ちらし寿司にお刺身の盛り合わせ、春が旬のホタルイカ、菜の花のおひたし、アサリのお味噌汁を合わせたものが、今年のひな祭りのメニューでした。
最初は”はまぐりのおすまし”を作るはずだったのですが、国産はまぐりのあまりの高さにびっくり!
急遽アサリに変更しちゃいました!!
普段なら簡単に、酢飯にお刺身と錦糸卵をのせた”海鮮ちらし”を作るのですが、今回はコロナウイルスの影響で仕事も学校もお休み中、時間がたっぷりある為、ちゃんとした”ちらし寿司”を作ってみることに。
我が家のちらし寿司は酢飯の中に、しいたけ、人参、レンコン、かまぼこ、おじゃこ、ごまをまぜこみ、上に錦糸卵をちらしたものです。
干ししいたけと人参は醤油、みりん、砂糖、お出汁で甘めに炊いて、レンコンは甘酢でさっと炊いて味付けします。
具材が冷めたら、全て酢飯にまぜこんでいけば完成です♪
久しぶりに作ったちらし寿司でしたが、とってもおいしくできました◎
ただ子ども達は「いつもの海鮮ちらしの方が良かった~」とブツブツ…。
たしかに私も小さい頃はちらし寿司より握り寿司の方が好きだったかもなぁ~。
「こっちの方が手間がかかってるんやけどなぁ~」なんて言いながらいただきました。
また大人になったら、ちらし寿司のおいしさが分かるようになってくるのでしょうか?
ちらし寿司は翌日に食べたもののほうが、味がなじんでおいしかったです◎
次回作る時には前日から仕込んでおかないといけないな~とレシピにメモしておきました!
・さいごに
我が家のひな祭り、いかがでしたか?
コロナウイルスの影響で、私の仕事も子ども達の幼稚園と小学校も休みになった為、3月3日は平日なのに、いつもより丁寧にひな祭りの準備をすることができました。
今回このブログ記事を書くにあたって、初めて”京都のひな人形の配置が他とは違う”ということを知りました。
お内裏様とお雛様の配置は、”西洋式のマナーと日本古来のマナー”どちらをとるかによって変わってくるのですね。
普段何気なくしている季節の行事には、ちゃんと意味があるんだなぁと改めて思いました。
これからも行事の意味をきちんと子ども達に伝えていけたらいいな!
最後までお読みいただきありがとうございました。