9月は「防災月間」ですね。
防災グッズは揃えているのですが、非常食を一度も食べたことがないことに気づき、家族で非常食を試食してみることに。
今回は、我が家の”非常食の試食会”の様子を紹介したいと思います。
・9月は防災月間
毎年9月1日は防災の日、9月は防災月間と指定されています。
9月1日が防災の日に指定されたのは、大正12年の9月1に「関東大震災」が起こったからだそうです。
現在も、毎年この季節になると”大雨”被害や”台風”被害が起こりますよね。
今年はそれに加えて、コロナウイルスによる自粛生活も継続中…ということで、世間でも例年より防災に対する意識が高まっているような気がします。
・非常食の試食会!
9月の週末、家族全員で非常食の試食会を行いました。
非常食を用意していたものの、味見をするのは今回が初めて!
防災グッズの中から賞味期限が近い非常食をいくつか選び、実際に調理して食べました。
今回試食したのはコチラ。
- アルファ米(白ごはん、五目ごはん)
- パンの缶詰(ぶどうパン、いちごパン)
- カップラーメン(カップ麺、個包装のインスタント麺)
- 缶詰(サバの味噌煮、やきとり、フルーツみつ豆)
- 中華丼ぶりの素
今回の試食会は晴れた日のお昼だったのですが、停電した時を想定して、夕食時にランタンを灯しながら食べるとまた違った雰囲気になるかもしれません!
・お皿とお箸
非常時には断水している可能性も高く、水をジャバジャバ使える状況じゃないですよね。
ということで、非常時は洗い物がでないように使い捨ての紙皿を使ったり、お皿にラップやアルミホイルをかけて使うと良いそうです。
紙皿ならそのまま捨てられますし、お皿にラップやアルミホイルをかけている場合も、その部分だけを捨てたら洗い物はでませんよね!
そして、お箸は使い捨ての割り箸を、スプーンはアルファ米に入っていたものを使いまわしました。
・アルファ米
みなさんは”アルファ米”ってご存知ですか?
長期保存できるお米ということで、ホームセンターの非常食コーナーで売られていました。
購入した「サタケのアルファ米・マジックライス」は、一度炊いたお米を乾燥して作られているそうです。
保存期間は5年間!すごいですね。
今回用意したのは白ごはんと五目ごはんです。
手にしてみると、両方ともとっても軽かったです!
パッケージをあけてみると、カピカピになったお米粒がたくさん入っていました。
この乾燥したお米が、本当に炊きたてごはんの様になるのでしょうか…!?
パッケージの説明文通り、線のところまでお湯を注いで15分待つと…
ちゃんとごはんができていました!!
子ども達はとっても不思議そうに見ていました。
炊きたてごはんの様な”ふっくら感”や”甘味”はありませんが、思ったよりもおいしいです!
ふりかけをかけると、子ども達もパクパク食べてくれました◎
・パンの缶詰
「非常食がお米ばかりだと飽きるかな?」ということで用意していたのが”パンの缶詰”です。
こちらもアルファ米と同じく保存期間は5年間でした!
長期保存のパンということで、なんとなく「硬いんやろうな~」と思っていたのですが、開けてびっくり!
ふっくら&しっとりとしたフワフワのパンが出てきました◎
試食してみると、食感や味も毎日食べているパンとほとんど変わりませんでした。
家族一同、非常食とは思えないクオリティにびっくり!!
パンの缶詰は、子ども達の好きな「ぶどうパン」と「いちごパン」を用意していたのですが、実際食べてみると「ぶどうパン」の方は洋酒がきいており、子ども達はほとんど残してしまいました…。
大人は美味しくいただいたのですが、子ども達には不人気だったぶどうパン。
もしもの時に「食べられない~」となったら困るので、違う味を購入しなおそうということになりました!
ちなみに、いちご味のパンはめちゃくちゃおいしかったそうで、子ども達から「こればっかり買ってほしい」とリクエストがありました♪
・カップラーメン
我が家では、カップラーメンはローリングストックで在庫を管理しています。
ローリングストックとは、普段食べる食品を多めに用意しておき、使ったら補充して常に在庫がある状態にしておくことです。
棚には日清のカップヌードルシリーズを何種類か用意していたのですが、夫が選んだのが「そば」と「うどん」でした。
保存食は味が濃いものが多いから、和風のあっさりしたカップ麺でちょうどいいかな~とのこと。
子ども用のチキンラーメン(ミニサイズ)は、マグカップに高密度ポリエチレンのビニール袋をかぶせ、その中で調理しました。
こうすれば食器を洗わずに済むそうです。
チキンラーメンには、少しでも野菜がとれるようにと、乾燥わかめと乾燥野菜を入れてみました◎
・缶詰とレトルト中華丼
ごはんのおかずになるものを…ということで、おかず系の缶詰(サバの味噌煮、やきとり)、レトルトの中華丼を用意しました。
お鍋にお湯をわかし、缶詰とレトルトの袋を入れて5分ほどまてば、アツアツおかずのできあがりです♪
我が家では、やきとりよりもサバの味噌煮缶が人気でした!
サバの味噌煮は骨まで食べられるので、栄養的にも良さそうです◎
レトルトの中華丼は、アルファ米の白ごはんにかけていただきました。
こうすれば、アルファ米のボソっとした食感も気になりにくいかな~と思います。
中華丼の味付けはとっても美味しかったのですが、思っていたよりも野菜が少なかったのが残念でした。
最後にフルーツみつ豆の缶詰を食べて、今回の試食会は終了しました。
・非常食の評価と反省点
非常時の試食後、家族全員に「どうだった?」と聞いてみました。
すると、「どれも美味しかったよ~」ということで意見がまとまりました。
出来たての料理と比べるといけませんが、非常食として食べる分にはどれも全く問題ないレベルでした!
夫は「1週間くらいなら非常食だけでもいけそう!」と言ってた位です。
今回試食してみて、とくに美味しかった非常食が「パンの缶詰」です。
5年保存できるとは思えないくらい、ふんわりとした美味しいパンでした◎
皆気に入ったので、これはもう少し在庫を増やそうということになりました!
改善点は「野菜が足りない」こと。
保存食は味付けが濃いものが多く、1食食べただけでも「お野菜が食べたいなぁ…」と思ってしました。
ただ長期保管できる野菜の缶詰といえば、豆、コーン、トマトくらいでしょうか…。
乾物なら海藻や切り干し大根などがありますが、どれも調理が必要になってきますよね。
次回は缶詰や乾物で作れる”野菜の非常食レシピ”を調べなくてはいけないな~と感じています。
野菜のかわりになるかは微妙ですが、とりあえずは、子どもたちが大好きなフルーツ缶を充実させておこうと思います。(最後に食べたフルーツみつ豆が、思いのほか好評だったのです!)
・さいごに
我が家の”非常食の試食会”、いかがでしたか?
漫然と用意していた非常食ですが、実際に食べたのは今回が初めてでした!
たとえ非常時でも、子ども達が苦手なものを食べるのは難しいと思うので、今回子ども達に非常食をジャッジしてもらえてよかったです。
洋酒のきいたぶどうパンの缶詰はNGだったので、また別の缶詰を購入しておこうと思います。
非常食を食べずにすむのが一番ですが、災害はいつ起こるか分からないですよね!
非常時に困らないように、今後も定期的に非常食や防災グッズを見直していきたいと思いました。
最後までお読みいただきありがとうございました。