毎年9月1日は「防災の日」、その後1週間は「防災週間」と制定されています。
今年は、小学生の娘が学校の図書館で「子ども向けの防災本」を借りてきたので、親子で読みながら改めて“地震の為の備え”について考えることに。
8月末に、家族で「防災会議」を行いました!
今回は、我が家の“地震への備え”を紹介したいと思います。
・地震に備える
夏休み前、娘が学校の図書館で「東日本大震災に学ぶ日本の防災」(監修・財団法人地震予知総合研究振興会)という本を借りてきました。
先生から、「エッセイやノンフィクションの本を借りましょう!」と言われてこの本を選んだそう。
平和な時には、なかなか“防災”について考える機会がなかったりしますよね。
ですが、私の住んでいる関西地方では、将来「南海トラフ巨大地震」という“科学的に想定される最大クラス”の巨大地震が起こると言われています。(気象庁のHPより)
南海トラフ巨大地震が起こると、震度7の揺れが起こる地域もあると予想されているそう!
地震後には、太平洋沿岸に10mを超える大きな津波が押し寄せると言われています。
南海トラフ地震は、概ね100~150年間隔で繰り返し発生しており、前回の南海トラフ地震(昭和東南海地震(1944年)及び昭和南海地震(1946年))が発生してから70年以上が経過した現在では、次の南海トラフ地震発生の切迫性が高まってきています。(※気象庁のHPより引用)
どこか他人事のように考えていましたが、地震の周期を見ていると、私が生きている間に大地震が起こる可能性はとても高そうです…!!
もうすぐ防災の日ということもあり、子ども達と本を見ながら家族で“地震の為の備え”について考えてみることにしました。
・家族で“防災会議”をしよう
防災の日には少し早いですが、8月末、家族で防災について話し合ってみました。
「東日本大震災に学ぶ日本の防災」の“地震に備える”ページを参考に、家族みんなで確認した項目はこちらです。
- 市のハザードマップを確認する
- 避難所の場所を確認する
- 防災マップをつくろう
- 家族が別々に被災した時
- 家の中は安全かな?
- 非常用持ち出し袋を確認する
・市のハザードマップを確認する
一番に確認したのは、住んでいる地域のハザードマップです。
ハザードマップは市のHPより確認することができました。
幸い自宅周辺は、河川の浸水想定区域にも土砂災害警戒区域にも指定されていませんでした!
地震が起こった場合も、地理的に津波がくる心配もありません。
我が家の場合、「一番心配なのは地震で自宅が倒壊したり火事になったり、ケガをしたりすることかなぁ!」ということに。
できれば火の始末を確認して、ダイニングテーブルの下に隠れようと話し合いました。
ちなみに、トイレやお風呂に入っている場合、閉じ込められないようにドアを開けておくと良いそうです。
子ども達が通う小学校や幼稚園では定期的に地震や火事の避難訓練が行われているそうで、幼稚園児の娘も「地震がきたら、机にかくれるの!」「火事の時はハンカチで口を押えるねん!」と理解しているようで一安心でした◎
・避難所の場所を確認する
市のハザードマップには、避難所も記載されていました。
自宅が倒壊した場合、避難所へ行くことになると思うので、家から近い避難所をチェックしておきました。
確認すると、自宅から徒歩1分のところに1か所、徒歩5分のところに1か所避難所がありました!
小さい子どもがいるので、この距離はとってもありがたいです!!
・防災マップをつくろう
ノートに自宅~避難所までの簡単な地図を描き、防災マップをつくりました。
防災マップには避難所への道順の他、危ない箇所がないかも書き入れるといいそうです。
我が家は避難所が徒歩1分と近く、いつも通る道沿いにあるので省略しましたが、避難所が離れている場合は一度家族で歩いておいた方がいいと思います。
本の挿絵を子ども達に見せながら、「地震の後は、液状化や地割れ部分に気をつけながら歩こうね!」と話しました。
・家族が別々に被災した時
地震はいつ起こるか分からない為、家族がバラバラの状態で被災することもあり得ますよね。
娘の通う小学校では、地震や警報が出るなどの緊急時、子どもを集団下校させるか親が迎えにいくかを選ぶことができます。(書類に記載し、学校へ提出しています。)
私は専業主婦で基本自宅にいると思うので、被災時には子ども達を学校に迎えにいく予定です。
夫が仕事中に被災した場合、自宅が無事なら自宅に、自宅が倒壊した場合は避難所で待ち合わせをするように決めておきました。
夫と連絡が取れなくなった時に備えて、「災害用伝言ダイヤル」(171)の使い方も確認しておきました。
・家の中を安全に!
自宅にいる時に地震が起こった時に備えて、家の中の危険部分を確認しました。
一番危なかったのは、リビングに置いている2m近い高さの本棚です。
今年購入したばかりで、本棚を壁に固定するのを忘れていたのです…。
こんなに大きな本棚が倒れてきたらすごく危ないので、早急に金具で留めるか突っ張り棒で固定しようと思います!
一方、安全な部屋はどこかなー?と見まわした時、一番安全そうなのは寝室でした。
我が家の寝室には寝具以外、家具を全くおいていません。(エアコンだけは壁についています。落ちてこないことを祈ります!)
寝ぼけて無防備な状態の中、大きな棚やTVが倒れてきたらと思うととっても怖いですもんね。
停電した時のために備えて、手持ちできるLEDランタンを枕元に置いています。
防災本には、枕元に避難用の靴を置くように書かれていましたが、そこまでは徹底できていませんでした。
・非常用持ち出し袋を用意しよう
我が家の非常用持ち出し袋の中身はこんな感じです。
非常用持ち出し袋は、避難する時に必ず通る玄関横の納戸に入れています。
- お金(小銭も含む)
- 懐中電灯
- ラジオ
- ケータイの充電器
- 予備の電池
- 食料
- 水
- 簡易トイレ
- ゴミ袋
- 救急用品
- 軍手
- マスク、アルコール消毒、ウエットティッシュ
- 筆記用具
- ホイッスル
避難時に余裕があれば、リュックサックに保険証、母子手帳、身分証明書、通帳、印鑑などの貴重品も加えたいと思っています。
また、自宅が無事だった時に備えて、非常用持ち出し袋とは別に、普段使っていないスーツケースの中に3日分の食料と水、簡易トイレ、ガスコンロなどを入れています。
今回の防災会議では、ストックしている非常食や水の賞味期限を確認しました。
昨年の防災の日には、家族で“非常食の試食会”をしたので、非常食の作り方は確認済み。
前回味見をすると子ども達に不評な非常食ものもあったので、一度試食しておくと安心ですね◎
・さいごに
我が家の“地震への備え”はいかがでしたか?
防災の本を読んでいて感じたのが、自宅周辺の地理的状況や家族構成によって、“地震の為の備え”は大分違ってくるということです!
海や川のちかくに住んでいる場合は津波や浸水に対する備えが必要ですし、家庭に赤ちゃんや高齢者がいる場合は避難のタイミングや非常用持ち出し袋の中身が変ってきますよね。
一般的に言われている備えを参考にしながら、それぞれの家庭に合わせた“地震への備え”が必要だなぁと強く感じました。
我が家も、子どもの成長や引っ越しなどのタイミングで、“地震への備え”をその都度見直そうと思っています。
皆さんも、9月1日(防災の日)には“地震への備え”を見直してみませんか?
最後までお読みいただきありがとうございました。