娘の通う小学校では、2021年の春頃に、1人1台タブレット端末が支給されました。
コロナの影響で休校になった場合、タブレットを使用して自宅でオンライン授業を受けることになるそうです。
また、通常の授業でもタブレットを使って学習することもあるようです。
今回は、“小学校のタブレット学習”について紹介したいと思います。
・小学校のタブレット学習
コロナの流行から1年たった2021年春、子どもの通う小学校では1人1台タブレットが支給されました。
タブレットはキーボードの付いたタイプで、同時にタッチペンも支給されました。
地域の小学校では、濃厚接触者が出ると検査結果が出るまで数日間、感染者が出ると全学年が半月間休校になります。
昨年コロナで長期休校になっていた間、学校からもらってきた“新しい単元”の課題プリントを私が教えていたのですが、これがかなり大変だったのです。
算数の苦手な娘に、算数の苦手な私が“割り算”の概念を説明するのにどれほど苦労したことか…。
それが、この春タブレットが支給されたことで、休校中に家にいながら“オンライン授業”が受けられるようになりました。
先生の代わりに親が教えるということが私自身かなりプレッシャーだったので、タブレットの支給は本当に助かりました!
タブレットが支給されてからは長期の休校がなかった為、娘が実際にオンライン授業を受けたことはありませんが、クラスには自主的にオンライン授業を選択しているお友達もいるそうです。
また、いつ休校になっても良いように、タブレットは毎日自宅に持ち帰るように指導されています。
・全国の公立小学校でのタブレット学習普及率
他の地域でのタブレット学習はどうなっているのだろうと思い、文部科学省のHPを確認しました。
文部科学省が発表した「端末利活用状況等の実態調査(令和3年7月末時点)」によると、全国の公立小学校での「端末の利活用開始状況」を引用すると、“小学校の96.2%が、「全学年」または「一部の学年」で端末の利活用を開始”しているそうです。
ほとんどの公立小学校では、タブレット端末の利用が始まっていることが分かりました。
私が想像していた以上に普及率が高くてびっくりしました!
コロナの感染拡大から1年半で、こんなにもタブレット端末の利用が普及したのですね。
・タブレットを使った“オンライン授業”
オンライン授業は、主に主要教科(国語、算数、理科、社会)で受けられるそう。
タブレットの専用画面を開くと、先生が行う授業をリアルタイムで見ることができるそうです。
生徒側はただ授業を聞いているだけではなく、“挙手する”のボタンをクリックすることで発言することもできるそうです!
双方向でやり取りできるなら、実際に学校で授業を受けるのとさほど変わらないですよね。
兄弟がいるお友達は、オンライン授業を受ける時に音が漏れないように“イヤホン”をつけて授業をうけているそうです。
オンライン授業を受ける時には、カメラ機能をオンにして先生やお友達に顔が見える状態にするそうです。
たま~に、オンライン授業中のお友達の姿が画面の前から消えてしまい、先生が「○○さん、ちゃんと授業聞いていますかー?」と呼びかけるハプニングもあるとか。
ちなみに、授業を聞いている間は自身のマイクをオフにしておかないと、こちらからの音声(自宅の生活音や家族の声)も教室に丸聞こえになってしまうそうです!
在宅ワークしている家庭や、小さなお子さんがいる家庭は注意が必要ですね!
・タイピング練習
タブレットが支給されてから子ども達が熱心に取り組んでいること、それは“タイピング練習”です。
クラスの過半数の子ども達は娘も含め、キーボードにも触るのが初めてという状態だったそうです。
その為、キーボードで文字を打つ練習にと、この半年間子ども用のタイピング練習サイトを利用しています。
タイピングの練習サイトがゲームをやっている気分になるらしく、娘は自宅でもタイピングサイトを楽しそうに利用していることがよくあります。
春には人差し指だけで恐々タイピングしていた娘ですが、この半年間で大人と同じ様なスピードでタイピングできるようになりました!
娘だけでなく、お友達も同じようにタイピング技術がすごく上達したそうです。
さすが小学生、若いとのみ込みが早いですよね!!
・国語、算数の授業でのタブレット学習
国語の授業では、作文を書くときにタブレットで入力することがあるそうです。
娘いわく毎回ではなく、たまーにとのこと。
確かに、字を勉強している途中の小学生にはなるべく鉛筆でしっかり文字を書いてほしいですよね。
他には、宿題で“音読をしている姿を動画で撮影して先生に送信する”というものもありました。
というものも、コロナの影響で授業中に生徒たちが音読をすることができないようなのです。
毎日音読の宿題はあり、普段は親のサインのみの提出なのですが、月に1回程度はこの動画撮影の課題があるそうです。
算数の授業では今のところ、タブレットを使用することはほとんどなかったようです。
・理科の授業でのタブレット学習
理科の授業では、生徒たちが校庭の畑で育てている植物の撮影をしたそうです。
娘の学年はヘチマを育てているので、それぞれが自身のタブレットでヘチマを撮影し、教室に戻ってから写真を見てノートにヘチマの絵を描いたそうです。
子ども達の画力では描ききれないことも多いでしょうから、実際に写真が手元に残るのはとってもいいですよね。
・社会の授業でのタブレット学習
社会では、授業で「水はどこから?」という単元を学習したり、社会見学で浄水場へ行ったりした事から、タブレットで“水についての学習のまとめ”レポートを作成したそうです。
文章を書くだけでなく、タッチペンで描いたイラストを入れたり、浄水場の画像を入れたりと、なかなか立派なレポートになっていました。
・音楽、体育の授業でのタブレット学習
主要教科の他には、音楽と体育の授業でタブレットを使用しているそうです。
音楽ではコロナの影響で笛を吹くことができないそう。
授業中はリコーダーに口をつけず、指をあてる練習だけをしているそうです。
そのため、夏休みには教科書の課題曲を“リコーダーで吹いている動画を撮影し、先生に送信する”という宿題がありました。
体育の授業では自分の運動中の様子を動画撮影し、「自分がどんな風に動いているのか?」、「正しいフォームになっているか」を確認したそうです。
そして、先生や友達と「ここはもっとこうした方がいい」とアドバイスを送り合ったんだそう。
確かに、これだと体を動かすのが苦手な子も、自分のしている動きをイメージしやすいですよね!
体育でタブレットを活用するなんて、すごく今風の授業だなぁ~とびっくりしました。
・タブレット使用時の注意点
タブレットを支給された時、小学校から注意事項の説明がありました。
- 学習に関係ないことには使わない
- 学校の授業、家庭での学習以外では使わない
- 大切に扱うこと(無くしたり、落としたり、キズをつけたり、濡らしたりしない)
- 自分のIDやパスワードを他の人に教えない
- タブレットの設定を変えない
- 変なサイトに入ってしまったときは、保護者や先生に報告すること
- 長時間使わない
だいたい上記のような説明がありました。
今のところ特にトラブルはないのですが、学校から借りているタブレットなので大切に使うように度々声かけするようにしています。
また、最近自宅PCでタイピング練習をしていた娘が“タイピングのオンライン対戦”をしていたことが分かりました。
オンライン対戦中に、相手(知らない人)とコメントをやり取りしていたそうで、「何歳?」とか「何年生?」などの質問があったそうです。
これを聞いてびっくり!
私はタイピング練習中にチャットのようなことをしているとも、そんな機能があるともつゆ知らず…。
「相手は知らない人やねんから、個人情報は絶対に教えたらあかんよ!」と強く叱りました。
相手が小学生ならまだしも、あやしい大人かもしれないですもんね。
この時は、本当にドキドキしました…。
まだ子どもにはキッズケータイもスマホも持たせておらず、タブレットも授業でしか使っていなかったので、ネットの使い方をちゃんと教えてこなかったことを反省。
これからは、ネットのマナーや注意点なども教えないといけないなと思っています。
さいごに
今回は、“小学校のタブレット学習”について紹介しました。
昨年の今頃は小学校が休校続きで、子どもの学習に対して“私がちゃんと教えないといけない”というプレッシャーがとても大きく気を張っていたような気がします。
それがこの春、小学校から1人1台タブレットの支給があり、今は休校になっても“オンライン授業”があるから大丈夫という心強い気持ちになりました!
迅速に対応してくれた自治体や、慣れない環境でオンライン授業を進めてくれる先生方には本当に感謝です!!
最後までお読みいただきありがとうございました。