1年前、夫が会社の健康診断で「脂質異常症」と診断されました。
なんと中性脂肪の数値が基準値の約7倍もあったのです!
保健師さんの健康指導や生活の見直しなどを行った結果、今回の健康診断では、ほぼ正常値に戻りました!!
今回は、この1年間に取り組んだ“夫の脂質異常症対策”を紹介したいと思います。
・1年前、夫が「脂質異常症」と診断されました!
1年前、夫が会社の健康診断で「脂質異常症」と診断されました。
驚くことに、中性脂肪の数値が基準値の約7倍もあったのです…!
見た目は中肉中背の夫だったので、「脂質異常症」と言われてとてもびっくりしてしまいました。
脂質異常症を放置すると、血管がつまる動脈硬化になりやすく、心筋梗塞や脳梗塞などの命にかかわる症状がでることも!!
我が家は子ども達もまだまだ小さく、専業主婦家庭…、夫に何かあっては大変です!
・保健指導をうける
健康診断で「脂質異常症」と診断後、すぐさま保健師さんから保健指導を受けることになりました。
保険指導の面談では、普段の生活態度の聞き取りがあり、それを基に「脂質異常症」を改善するための注意点などのお話があったそうです。
面談の他、毎日の体重と腹囲を測定し、記録表に記入したものを、定期的に保健師さんに送ることになりました。
・この1年間、気をつけたこと
保健師さんからの保健指導の結果、食事、運動、体重の3項目で目標を立てることになりました。
具体的な改善点は以下の通りです。
- 食事の改善…「夕食のご飯は1膳のみ」、「砂糖入りの飲み物を控えること」を目標に。
- 運動の改善…「休日に30分のウォーキング」を目標に。
- 体重の改善…「体重マイナス2㎏」、「腹囲マイナス2cm」を目標に。
お酒を飲む患者さんには「お酒の制限」も改善項目に入るそうですが、夫はお酒をほとんど飲まない為、改善点には含まれませんでした。
・脂質異常症対策は“ま・ご・わ・や・さ・し・い”食事で!
食事の改善は、主婦である私の担当となりました。
①脂っこい食事を控える、②青魚を食べる、③食物繊維をたくさん取り入れる、の3点に気をつけました。
脂質異常症対策の食事は、“ま・ご・わ・や・さ・し・い”を取り入れた献立が理想なのだそうです。
- ま=豆
- ご=胡麻
- わ=わかめ(海藻類)
- や=野菜
- さ=魚
- し=しいたけ(きのこ類)
- い=芋
保健師さんのオススメメニューは「お鍋」と「お魚料理」とのことでした。
・お鍋料理を取り入れる
保健師さんがオススメしていた「脂質異常症」対策のお料理がお鍋です。
たしかにお鍋なら、魚やお肉、豆腐(=豆)、野菜、きのこ類など、色々な具材をまんべんなく食べることができますよね。
しかも、コレステロール値を上げる“油分”がほとんど含まれていないので、とってもヘルシーです!
お肉は脂身の多い牛肉や豚肉より、脂身の少ない鶏むね肉が良いそうです。
我が家では、鶏むね肉のミンチに豆腐と胡麻をまぜてつくった“鶏団子鍋”がよく登場しました!
お肉に豆腐を加えることでヘルシーに、そしてパサつきがちな鶏肉の食感もふわふわになり、子ども達にも好評でした◎
また、脂身の多い牛肉や豚肉は赤身の部分を選び“しゃぶしゃぶ”にすることで、脂を落とすことができるとのこと。
豚肉とほうれん草の常夜鍋もよく登場しました。
・お魚(青魚)料理を取り入れる
「脂質異常症」対策の食事では、お肉よりもお魚、特に“青魚”を食べることが推奨されています。
お肉の脂に含まれる飽和脂肪酸は悪玉のLDLコレステロールを増やし、お魚の脂に含まれる多価不飽和脂肪酸は悪玉を増やさず、中性脂肪を減らす効果があるそうです。
1年前の食卓は魚よりお肉がメインの献立が多かったのですが、1週間の半分は魚メインの献立に変更しました。
また、サバ、アジ、イワシ、サンマ、ブリ、カツオ、マグロなどの青魚を積極的に食べるように!
サバ、アジ、サンマ、ブリはグリルで焼いて、イワシは梅煮に、カツオはタタキで、マグロはお刺身で食べることが多かったです。
特に薬味をたっぷりのせたカツオのたたきは子ども達にも好評で、しかも調理の手間もないので、この1年間頻繁に登場しました◎
・白米に雑穀米をまぜて炊く
そしてもう一つ、お肉の献立時には白米に“雑穀米”を混ぜて炊くことにしました。
悪玉のLDLコレステロールを減らす効果のあるもち麦を中心に、押し麦、玄米、黒米、あわ、きびなどなど、その日の気分にあわせて色々な組み合わせをためしています!
白米に雑穀米をまぜることによって食物繊維も手軽に摂取ることもできるので、一石二鳥です♪
・お菓子、甘いジュースやコーヒーの買い置きをやめる
夫自身は、ポテトチップスやチョコレートなどのお菓子の買い置きをきっぱりとやめたそうです。
以前は、コンビニで購入した菓子パンやスナック菓子を職場の机に常備していたそう。
そして残業時間中に、自販機で購入した甘いコーヒー飲み、お菓子をつまんていたんだそうです。
深夜に甘いジュースとスナック菓子…想像しただけで体に悪そうですよね!
”砂糖入りの飲み物を控える”という目標をたててからは、職場でジュースやお菓子類を全く買っていないそう。
「どうしてもお腹が空いたら、おにぎりを買って食べるようにするわ~。」と言っています。
・「運動」は週末に!
平日は残業が多くなかなか運動する時間をとれないため、週末にウォーキングをすることに。
お天気のよい日には、家族でハイキングコースを歩いたり、夕食後にお散歩に行ったりすることも増えました。
また、近所の公園で子ども達と一緒にバトミントンやボール遊びをしたり、鬼ごっこをしたりして、意識的に体を動かすようにしているそうです。
以前は子守りを頼むと、子ども達とカフェでお茶をしたり、牧場に行ってソフトクリームを食べたりと、なんだかまったり過ごしていたようなので、元気に外で遊んでくれて私も子ども達も嬉しい限りです!!
・1年後、ついに正常値に
脂質異常症と診断されてから1年後、今回の健康診断では、ついにほぼ正常値にもどりました!
中性脂肪の値は、7倍だった718→153へ。(基準値は50~149)
ほぼ正常な範囲の値になりました。
基準値より少し高いので、“中性脂肪やや高値”とコメントがついていますが、前回の“脂質異常症”の文字は無くなりました!
健康診断当日、検査結果を確認したお医者さんや看護師さん達から「よく頑張りましたねー!」と、たくさん褒めていただいたそうです。
大人になっても、褒められるとやる気が出るもの。
この値を維持できるように、これからも生活改善に取り組んでいきたいと思います◎
・さいごに
この1年間に取り組んだ“夫の脂質異常症対策”、いかがでしたか?
夫が実践した脂質異常症の対策は、①食生活の改善、②運動の改善、③体重管理の3つでした。
食生活の改善はまごわやさしい食材を取り入れるようにしたこと、運動は休日のウオーキング、体重管理は毎日体重を測ること、とどれもそれほど難しいことではありません。
この3点なら、今後も無理なく続けられると思います◎
ちなみに、夫の場合は生活改善に取り組んで2ヶ月ほどで効果が出始めました。
この”夫の脂質異常症対策”が、生活習慣改善の参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。