2022年3月中旬、娘が幼稚園を卒園しました。
3年間通った幼稚園。
その内の2年間は、新型コロナウイルスの流行で休園になったり学級閉鎖になったり…と色々ありましたが、無事に卒園式を迎えられてホッとしています。
コロナ禍の卒園式ということで、感染症対策のために以前と比べると色々と異なる場面が多々ありました。
今回は、“コロナ禍の卒園式”について紹介したいと思います。
・2022年、コロナ禍の卒園式
2022年3月中旬、娘が幼稚園を卒園しました。
卒園式を終えた今、親子共に「無事に卒園式をむかえることができた!よかった!!」という思いでいっぱいです。
というのも、新型コロナウイルスの流行で、娘の通う幼稚園でも1月~2月末まで学級閉鎖が何度も続いていたからです。
そして幼稚園だけでなく、まわりの小学校、中学校、高校でもコロナの感染者が頻繁に出ている状況でした。
会社や学校でコロナの陽性者が出て家族が濃厚接触者となった場合、園児本人も登園することができません。
また、園児本人が元気でも、両親や兄弟姉妹に風邪の症状があれば当日は出席することができません。
こんな状況の中「卒園式、無事に出席できるのかな…」という心配が常にありました。
幸いにも、3月にはいってからは幼稚園で新たな感染者は出ておらず、皆元気に卒園式をむかえることができました!
本当に良かったですー!
今回は、コロナ禍の卒園式を紹介したいと思います。
・コロナ禍の卒園式の流れ
卒園式当日の流れは以下の通りでした。
- 園児の登園(朝の健康観察、手指の消毒)
- 保護者の受付(検温、手指の消毒)
- 体育館にて卒園式(1時間ほど)
- 園庭にて写真撮影
- 園庭にて先生、友達とおわかれの挨拶
- 解散
コロナ禍以前の卒園式と比べ、かなり時間が短縮されたように思います。
そして、式が始まる前から終わるまで、コロナ対策がしっかりととられていると感じました。
・卒園式でのコロナ感染防止対策
卒園式でのコロナ対策は以下の通りです。
- 受付での検温、手指の消毒、
- 出席者は全員マスクを着用
- 参加人数を減らす(=来賓、在園児の不参加。保護者の人数制限。)
- 座席の間隔が空けられている
- 式典時間の縮小
- 卒園児は歌を歌わず
- 写真撮影は屋外で
- 謝恩会、茶話会は無し
会場が密になりにくいように、飛沫がとばないように、かなり工夫されていたように感じます。
・通常時(前回)の卒園式と違ったところ
我が家の長女は、コロナ禍以前に同じ幼稚園を卒園しています。
通常時とコロナ禍と両方の卒園式に参加してみて、コロナ感染防止のために卒園式の様子がずいぶん変わったなぁと感じました。
卒園式会場が密にならないように、出席できる保護者の人数に制限があったこと、来賓と在園児は不参加になったこと。
そして、卒園式では“飛沫防止”のため子ども達が歌を歌うことはありませんでした。
卒園式後の集合写真撮影も、以前は体育館で行われましたが、今回はお天気がよいこともあり園庭で行われました!
こちらもやはり密を避けるための対応だと思います。
卒園後の謝恩会(茶話会)も無くなりました。
このコロナ禍の状況で、世帯を共にしない“大人数での会食”はやはり難しいですよね。
・出席できる保護者の人数
娘の幼稚園の場合、出席できる保護者の人数は2名と決められていました。
以前は両親に加えて、おじいちゃんやおばあちゃんが出席されているご家庭もあったように思います。
娘の幼稚園は2名までとのことでしたが、他の園の場合、保護者は1名というところも多かったようです!
出席できる保護者の人数が2名だったのは、“園児数の少ない小規模な幼稚園”だったことも影響しているのかなぁと思います。
園児の多い幼稚園では、両親が揃うとそれだけで体育館が密になってしまいそうですもんね。
・来賓、在園児は不参加
今回は、来賓や在園児が不参加となりました。
密になりにくいように…という配慮だと思うのですが、以前と比べ式典を行う体育館内の人口密度がかなり低くなっていました!
また来賓が不参加となったことで、来賓の紹介や挨拶(×人数分)の時間がなくなり卒園式の時間もかなり短くなったと思います。
長女の卒園式では、来賓の挨拶が長くなるにつれて子ども達が足をブラブラしたり、まわりをキョロキョロしたり…という姿が見られましたが、今回は最後まで園児たちがしっかりと座っていたように思います。
同じく在園児も不参加となりましたが、“卒園児にむけたお別れの挨拶や歌”は先生方が事前にビデオ撮影し、式の最中に映像を流してくださいました。
・園歌、お別れの歌は歌えず
卒園式といえば“園歌”や“お別れの歌”を合唱することが定番になっていると思うのですが、コロナ対策として、子ども達は当日歌を歌うことができませんでした。
普段の幼稚園生活ではマスクを着用して歌を歌っていた様なのですが、やはり公式な式典となると、コロナ対策が優先されてしまうのでしょう…。
「最後なのに子ども達の歌声が聴けないのかぁ…」と複雑な気持ちでしたが、卒園式では歌を歌えないかわりに、事前に子ども達が歌を歌っている様子を、当日に映像として見ることができました!
子ども達が一生懸命歌っている姿を見ていると、3年間の幼稚園生活が思い出され、涙が…。
・サプライズで子どもから親へのメッセージ
卒園証書授与式の後、子どもから親へ、サプライズでメッセージがありました。
娘からは「毎日おくりむかえしてくれてありがとう!」と嬉しい言葉が。
その後、子ども達の3年間がスライドショーで流され、「こんなに小さかった我が子が…」と号泣でした。
幼稚園生活3年間のうち、約2年が新型コロナウイルスの流行時期とかぶってしまった娘たち。
長女の時代を知っているだけに、「この子達は行事もたくさんなくなって、休園にも学級閉鎖にもなって、お弁当も黙って食べなあかんし、毎日マスクをつけて、本当にかわいそう…」と思う日も少なくありませんでした。
けれど、振り返ってみれば、子ども達はいつも楽しそうに幼稚園生活を送っていたんですよねー!
“今できることを目一杯たのしむ”、そんなことの大切さを子ども達から教えてもらった気がします。
いつもとは違う形態の卒園式でしたが、親にとってはコロナ禍以前とかわらず“心に残る卒園式”となりました。
・さいごに
以上、“コロナ禍の卒園式”の紹介でした。
始まる前は「簡素化された味気ない式になっちゃうんだろうな…」という複雑な気持ちもありましたが、終わってみると、我が子の卒園式は心に残る素敵な卒園式となりました。
そして、コロナ禍でできないこともたくさんありましたが、幼稚園生活でも卒園式でも先生方が色々と工夫してくださっているのが伝わってきました。
卒園式に参加できない可能性や、卒園式自体がなくなってしまう可能性もあった中、こうして無事に卒園式を終えることができてホッとしています。
皆さんの幼稚園や保育園でも、無事に卒園式が開催されますように…!
最後までお読みいただきありがとうございました。