1月も下旬になり、寒さも厳しい毎日が続いています。
それでも『子供は風の子』ということわざもあるように…子供たちは休みの日でも外に行きたいと要求してきます。
1月の公園は寒い!
それでも毎週公園に行っていると春に向かっているような変化を感じることもあります。それが楽しみの一つでもあるんですよね。
桜が満開になった木を想像するだけでもワクワクします。
さて、今回は家の近くにある『古民家』に遊びに行ったときのことを紹介します。七十二候の意味や春の訪れを子供たちと遊びながら観察してきました。
ぜひ参考にして、一緒にワクワクしていただけたら嬉しいです。
七十二候 1月30日~ 鷄始乳
今回の候は、鷄始乳(にわとりはじめてとやにつく)です。
大寒の末候となりました。
次回は立春ですので、寒さ厳しいと言われるのは暦の上では今がピークですね。
いよいよ春が到来してきます。
この時期は鷄が春の気配を感じて、鳥屋に入って卵を産み始める季節となります。
この候を聞いて、『鶏が春に卵を産む』ということを初めて知りました。
年中スーパーに行けば卵は売られているので、産卵に季節があるなんて思っていなかったんです。
調べてみると、もともと鶏は冬に卵を産まない生物だったようです。
それを光線管理などで秋冬の訪れを感じさせないようにして、一年中産卵させています。
このような開発がされる前は、鶏は冬が通り過ぎるのを待っていたのですね。
いつでも卵があるのは当たり前。
そう思って毎日卵料理を食べていますが、鶏と飼育する方と開発者の努力ということを忘れてはいけないですね。
公園にある古民家に鶏を見に行きました
早速、近くの公園にある古民家で飼育されている鶏を子供たちと見に行ってきました。
少しわかりにくいですが…柵の中に白い二匹の鶏がいます。
飼育されている鶏なので、とくに産卵対策をされているわけではありません。
だからこそ冬は苦手で産卵もしないのかな?と思いましたが…とても元気そうです。
この日は、かなり寒い日でしたが元気に散歩していました。
あまりに自由に散歩していたので、子供たちは距離感がつかめずに遠くから見ていました。
鳥屋に卵はあるかな~?と覗いてみたのですが、空っぽでした。
そしてシンプルな鳥屋です。
いつも昼間は鳥屋を解放して、自由に飼われています。脱走しないんですね。
ちゃんとテリトリーの中で遊んでいて偉い!
息子に『鶏はもともと冬は卵を産まないんだよ』という話をすると、『じゃあ今は産まないのかな?』と不思議そうでした。
そこで近くにいたスタッフの方に聞くと『最近は卵産んでいないね~』と教えてくれました。
温かくなったら産むのか…また見に来たいと思います。
鳥の仲間たち
鶏の鳥屋の近くには、大きな池があります。そこには色々な鳥たちが遊びにきているんです。
仲間たちの看板を息子は興味津々に見ていました。
毎日いるのは、カルガモとコガモ。
この鳥たちは、通年います。
毎年5月頃になると、カルガモが赤ちゃんを産むんです。母カルガモが赤ちゃんカルガモをたくさん引き連れている光景は癒されます。
見たことあるのは、コサギ。
でもコサギは冬の今しか見ないんです。
その話から息子は『じゃあ冬じゃないときは、どこにいるの?』と疑問がわいてきたようです。
池の中?
空の上?
草の中?
確かに…コサギは冬以外はどこにいるのかな。
コサギは寒い場所が苦手なので、冬になると温かい場所に移動する鳥です。
ということは、普段はここより寒い場所にいるということですよね。
それで耐えられなくなって毎年移動してくる…のでしょうか。
同じコサギかわかりませんが、必ず冬になると登場します。そして春には見かけることがありません。
ちゃんと場所を把握して毎年移動しているとしたら、賢い鳥ですよね。
他にもいろいろな直物を発見
さらには植物を育てていました。
目についたのは、
・無花果
・牡丹
・クリスマスローズです。
息子が興味をもったのは、クリスマスローズです。おそらく名前が魅力的な名前だったからですね。サンタさんとの関係を疑っていました(笑)
クリスマスローズは、寒さに強い植物で育てやすいことでも有名ですよね。また神聖な花であるとも言われています。
今回は育て始めたばかりのようでしたが、冬の今どんどん成長しています。
また見にきたときに、どうなっているのか経過観察したいと思います。
無花果の木もありました。『花が無い』と名前からイメージしますが、実は食べている果実は花の部分なんですよね。
無花果の花は夏から秋に実がなるので、また夏に様子を見にこようと思います。
冬は花も木も見るものが少ないですが、こうして準備している途中だと考えると楽しみが増えます。少しずつ直物の成長を見守っていきたいと思います。
次回の候は?
暦のうえで1年が始まるのは立春からだと考えられています。
次回は立春の初候となりますので、まさにスタートとなる節目の候です。
七十二候は、東風解凍(はるかぜこおりをとく)です。
親子で春を感じながら楽しめることを探していきたいと思います。