あちこちで梅の開花が見られるようになりましたね。
桜の開花も今年は例年よりも3~4日早まる予想が出ているので…あと1か月ちょっとです。
この時期になると毎年心がそわそわしてしまいます。
春は別れと出会いの季節だからでしょうか。
なんとも言えない切なさや期待のようなものがあるんですよね。
そして子どもたちが進級する季節でもあります。
『あ~年少さんも残り1か月か~』と思うと、子どもの成長を強く感じるんです。
それが嬉しくもあり寂しくもあり…毎年ながら複雑な心情で春を迎えます。
そんな今回のテーマは、子どもたちの大好物である『いちご』についてです。
ぜひ食べる前にいちごについて、子どもたちに話してみてくださいね。
七十二候 2/19~ 土脉潤起
今回の七十二候は、土脉潤起(つちのしょう うるおいおこる)です。
二十四節気の雨水(うすい)初候となります。今回の候は、この雨水の意味とよく似ています。
雨水は、降る雪が雨へと変わり雪解けが始まる頃のことです。田畑を潤うことから、雨水は農耕の始める時期の目安にもなっていました。
土脉潤起も同じように、雪が雨に変わる頃のことです。大地に潤いを与え、眠っていた動物たちも目覚めます。
冬眠していた動物が、大地の潤いを感じて『春がきた』と感じるのでしょうか。今頃目覚めて活動を始めている動物がいるかと考えると、動物の野性の勘は凄いですよね。
冬眠する動物って?
息子(4歳)に、『そろそろ冬眠している動物が目覚める』ということを伝えたところ『冬眠??』と不思議そうな顔が返ってきました。
冬眠じたい知らなかったようです。
そこで少し冬眠について教えてあげることにしました。
…とはいえ、私の冬眠知識も限りなく浅いので調べながらです。
動物が冬眠をするのは、食料が少ない冬の間はエネルギーを節約して過ごすため。
冬眠する動物は、哺乳類で183種類!
子どもが知っていそうな動物で、
- ホッキョクグマ
- ハリモグラ
- コウモリ
- シベリアリス
などを代表選手として伝えました。
冬眠期間は地域や動物にもよるそうですが、だいたい12月~3月の寒い時期です。
今冬眠している動物たちは、少しだけ春の気配を感じて眠りが浅くなってきた頃になるのでしょうか。
息子の感想は『そんなに寝れていいな~』でした。…私も同感です(笑)
今が旬のいちごを買う
そんな春の訪れを感じる季節に旬な果物といえば『いちご』ですよね。
うちの子どもたちはいちごが大好きです。何個でも無限に食べられるほどに好きで…いつも『おかわり~』と言ってきます。
でも安いものではないので困りものです。
そこで、いちごについて知識を深めることで1粒を味わってもらおう!という作戦を決行していきたいと思います。
ちなみに、いちごの数え方は1粒でも1個でもいいそうです。
スーパーに入ると、一番目のつく場所に置かれていました。
今年のいちごは(我が家が行くスーパーでは)580円が相場です。たまに値引きされていることもありますが、例年と同じくらいでしょうか。
これだけ並んでいると、何を基準にして買うか悩みますよね。
大きさ?
色や形?
農家さんによると美味しいいちごのポイントは、
- 色が鮮やかでムラがない
- 光沢がある
- ツブツブが立っている
- 傷がない
- ヘタも新鮮
- ヘタ周辺が白くなっていない
ということがあげられるそうです。
大きさは品種によるので、好みの問題ですね。
どれも似ているので美味しそうないちごを探し出すのは難しかったですが、新鮮そうなものを息子と選んで購入しました。
自分で選んだいちごにご満悦な息子です。
いちごを食べる準備
息子がいちごを洗ってくれました。
いちごを洗うのは、土などがついている心配があるからとのこと。そこまでゴシゴシせずに洗い流す程度でいいそうです。
また洗うときのポイントとして、
- ヘタはつけたまま
- 食べる直前に
というのがあります。
ヘタをつけたまま洗うとビタミンが流れないのだとか。またいちごは水分を吸収しやすいので、食べる直前に洗うと美味しく食べることができます。
ヘタを包丁でバッサリ切る家庭も多いようですが、農家さんいわくいちご狩りのようにヘタのままガブリと食べるのが良いそうです。
ただ子どもはうまく食べるごとができないので、我が家はヘタの根本だけはあらかじめ切り落としています。
いちごを研究しながら食べる
いつもはテーブルに出すと瞬時に口に入れてしまうので、今回はストップをかけて観察してもらいました。
『なんかツブツブのやつあるよ~』とイチゴの謎に初めて直面しています。
このツブツブは、イチゴの果実と呼ばれるものです。イチゴが果実でツブツブが種だと思いがちですが、実はツブツブこそが果実のようです。。
自分で購入して準備をして、さらに観察してから食べたことで、いつもより満足感も高かった様子でした。
いちごを書く
せっかくなので観察したいちごを書いてみよう!ということになりました。
最近お絵かきにはまっている息子は、なんでも絵にしたいという芸術家発言をするようになったんです。
今まで顔も書けなかったのに…ここ1か月で急に絵に目覚めました。
完成した作品がコチラ。
え?いちご?
どうやら『いちごくん』らしいです。
斬新すぎて、私にはあおむしにしか…見えませんでした。
息子の目には、いちごがこのように変化したようです。また理解を深めてチャレンジしたいと思います。
次回の七十二候は?
次回の七十二候は2/24~霞始靆(かすみはじめてたなびく)です。
今年は2月は28日までなので、2月最後の候となります。
あっという間に3月ですね。
次回も今の時期だからこそ楽しめることを親子で挑戦していきます。