念願のマイホーム!新学期を機に賃貸物件ではなく、戸建てに引っ越しをするという人は多いと思います。
今まで引っ越しの挨拶として品物を贈っていなかった人も、戸建てとなると長い付き合いとなるため必要性について考え直さなければなりませんよね。
戸建てへの引っ越し挨拶の贈り物で、守るべきマナーはどんなことなのでしょうか。
今回は戸建てへの引っ越しの挨拶について適した品物や金額相場、必要性を詳しくご紹介していきます。
戸建てでは引っ越しの挨拶は必要?
最近ではプライバシーを守るためというのもあって、引っ越しの挨拶に品物を贈ることは少なくなりつつありますよね。
私もいろんな賃貸物件に住んできましたが、隣近所に引っ越してきた人が挨拶に来たのは半分以下でした。
賃貸物件ではさまざまな理由から引っ越しをする可能性が高いので、付き合いが末永く続くということはまずないでしょう。
一方で戸建ての持ち家は、隣近所の人たちと長い長い付き合いになるのです。
戸建ての場合は生活リズムなどがマンション等に比べて丸わかりになりやすいので、顔を合わせる機会も激増します。
顔を合わせる機会が多いにも関わらず引っ越しの挨拶がないと…「誰?」という状態になってしまうんですね。
名前は何とか表札からわかる、という微妙な関係になってしまうのです。
引っ越しの挨拶に行くメリットは自己紹介を含めて、相手の家庭のこともある程度の情報を得られるという点が挙げられます。
家族構成やどんな顔をしているのかなど、挨拶と同時に把握しておく必要があるんですね。
我が家はマイホームを購入した当時小さな子どもと赤ちゃんがいたので、先にお騒がせしてしまうかもしれないとお詫びをしておきました。
何も知らない状態でうるさい声が聞こえてきたとしたら思わずムッとなる状況も、事情を知っていると寛大な心で受け止めやすくなるのです。
戸建ては隣人トラブルがあっても簡単に引っ越しができないので、最初の挨拶は最重要事項だといっても過言ではありません!
戸建てで引っ越しの挨拶をする範囲
戸建てには引っ越しの挨拶が必要!ということが分かったところで、次に気になるのが挨拶の範囲です。
マンションであれば上下左右に挨拶をすれば間違いはないですが、戸建ての場合はやや複雑なのです。
まず建売の場合には引っ越し時期が同時期になりやすいですが、同じ区画の全員に挨拶をした方が良いでしょう。
建売の区画外でも、隣に建っている家には挨拶をした方が良いですね。
私の場合は建売の区画4棟の家と、庭に面した大きな家が周辺に建っていたので合計5個挨拶の品物を用意しました。
一般的に戸建ては「隣は向こう3件まで」というのが挨拶の範囲なので、覚えておくと良いですよ!
範囲に迷うことはかなり多いですが、基本的には迷ったら挨拶に行っておくのが良いと思います。
自分にとっても相手にとってもお互いのことを知っている方が、メリットは圧倒的に多いからです。
戸建てで引っ越しの挨拶に適した品物
戸建てで引っ越しの挨拶に適した品物は、どんなものがあるのでしょうか。
私の体験談も含めながら、失敗しない贈り物を見ていきましょう。
菓子折り
賃貸戸建て問わず、引っ越しの挨拶に菓子折りは定番ですよね。
値段の幅も広いので予算に合わせて購入ができますし、意外と失敗がないのも嬉しいポイントです。
よほど甘いものが嫌いでない限りは、受け入れてもらいやすい贈り物でしょう。
食べ切ってしまったら残らないというのも、引っ越しの挨拶としては良いのではないでしょうか。
日用品
生活する上で欠かせない日用品も、引っ越しの挨拶で持参する贈り物として適しています。
菓子折りと同様に、使い切ったら残らないというのもポイントです。
私も以前普段は買わないような高級洗剤をいただいたことがあるのですが、使ってみたかったのでとても嬉しかったです。
洗剤はオーガニックなどこだわっている人もいるので、自然派のものを選ぶと喜ばれます。
タオル類
タオルやハンドタオルなどは、いくつあっても困らない物ですよね。
特に小さい子供がいる家庭では、タオルの消耗が激しいのではないでしょうか。
シンプルで清潔感のあるデザインのものを選び、予算内で大きさなどを決めましょう。
おすすめはミルキーカラーのフェイスタオルやハンドタオルで、2枚ほど入れておくと良いです。
戸建ての引っ越しの挨拶にかける金額相場
戸建ての引っ越しで挨拶に行く際は、気持ちとして品物を用意します。
品物を購入するときに一番気になるのが、金額相場ですよね。
戸建てなのであまり安いものを選んでも…と思いますし、かといってあまり高いものでも気を遣わせてしまいます。
戸建ての引っ越しの挨拶は「これからもよろしくお願いします」という意味合いが強いので、千円強の品物を準備すると間違いがないでしょう。
経験談として戸建てに引っ越したとき、とある家がラップを1本贈ってきた家があったのですが…なんとなくガッカリしてしまいました。
ラップは日常的に購入するもので値段も分かりきってきますからね、戸建ての引っ越し相応の金額の品物を選ぶのが良いと思います。
引っ越しの挨拶の贈り方とは?
引っ越しの挨拶に伺うとき、品物はどのように贈れば良いのでしょうか。
のし紙はどのように付けたら良いのか、表書きについて気になりますよね。
戸建てに引っ越しの際の品物の贈り方を、今一度確認しておきましょう!
のし
引っ越しの挨拶には、品物を贈る目的と名前が一度にパッとわかる外のしが適しています。
包装紙で綺麗に包んでから、一番上にのし紙を掛けていくスタイルですね。
デパートなどで購入する際は「引っ越しの挨拶用なので外のしにしてください」とオーダーしましょう。
昔は内のしが一般的だった関西地方でも、現在では外のしで渡すのがほとんどです。
表書き
のし紙を掛けるとなると、次に悩むポイントは表書きですよね。
引っ越しの挨拶の場合には、のし紙の水引上部に「御挨拶」と書きます。
下部には贈る人の氏名を書きますが、戸建てなので世帯主の名前を書くと良いですね。
もし名前が読みにくい場合には、漢字にふりがなを振っておくと覚えてもらいやすくなります。
まとめ
戸建てへの引っ越しの挨拶について適した品物や金額相場、必要性を詳しくご紹介してきました。
戸建てに引っ越しするということは、隣近所の人との長い付き合いを意味します。
はじめの挨拶は非常に大切なので、引っ越しを機に顔と名前を覚えてもらいましょう。
品物は千円〜の物を購入し、外のしで「御挨拶」の表書きののし紙を掛けます。
マイホームでの暮らしがより良いものになるよう、引っ越しの挨拶の贈り物にも力を入れていきたいですね。