春といえば入園入学の季節、お祝いの品物をいただいた人も多いと思います。
お祝いを贈られたらぜひ用意したいのが、入園入学の内祝いです。
内祝いの位置付けとして「お返し」に当たるのかどうか疑問に思っている人も多いのではないでしょうか。
内祝いを贈る際にいつ頃贈れば良いのか、金額や贈り方などわからないことも多いものです。
今回は入園入学の内祝いについて贈る時期や金額、正しい贈り方を詳しくご紹介していきます。
入園入学の内祝いは「お返し」ではない
入園入学の内祝いと聞くと、お祝いをくれた人への「お返し」だと考えている人が多いです。
実際はどうなのかというと、お返しとは少し意味合いが違ってくるんですね。
自分の子供が入園入学という節目を迎えると、特に成長を感じて幸せで嬉しい気持ちになりますよね。
子供の成長という幸せな出来事を、家族だけではなく周りの人にも分かち合いたいという気持ちから内祝いは生まれました。
入園入学祝いというのは親へ贈るのではなく、子供へ贈るものですよね。
子供は贈り物をいただいても、自分で稼いだお金でお返しができません。
子供は収入があるわけではないので、原則子供へのお祝いはお返しの必要はないのです。
一方で現代に近づくにつれ、親戚や近所の人におめでたいことを分かち合うという習慣は廃れていきつつあります。
いつしか内祝いは「入園入学祝いを贈ってくれた人にだけ渡すもの」という意味に変化してきたのですね。
私は内祝いのことをお返しだと思っていたのですが、実は本来の意味があったとは…勉強になりました。
入園入学の内祝いを贈る時期とは?
入園入学の内祝いの疑問の一つとして、贈る時期があります。
一般的にお祝いは入園入学式の2週間前までには送られていると思うので、無事入園入学したよという気持ちを伝えるためにも入園入学式後に贈りましょう。
式が終わってからしばらくは忙しい日々が続くと思いますが、1ヶ月以内には贈りたいですね。
お祝いをいただいてから内祝いを贈るまでは1ヶ月ほどのタイムラグがありますが、問題ないのでしょうか?
お祝いをいただいたら、まずは子供がお礼を言えるように電話連絡を入れましょう。
お礼のお手紙を書いて送るのも、手元に残って良いですね。
一言本人からお礼を伝えておくことで、内祝いまでのワンクッションになります。
私は入園祝いでクレヨンのセットをいただいたことがあったのですが、電話を入れた後日に実際クレヨンで絵を描いている子供の写真を送りました。
使ってくれてありがとうと、とても喜んでもらえましたよ。
現在は写真や感謝の気持ちを伝えられるツールがたくさんあるので、ぜひ利用してみてくださいね。
入園入学の内祝いの金額相場とは?
入園入学の内祝いで迷うポイントの一つに、どのくらいの金額のものを送れば良いのかという点があります。
結婚の内祝いなどでは半額返しが一般的ですが、入園入学の内祝いの場合は3分の1くらいの金額が相場です。
あまりいただいたものがどのくらいの金額のものか…と調べるのも気が引けますが、今は検索すれば割とすぐ出てくるので気にしないようにしましょう。
入園入学の内祝いでやってはいけないのは、いただいた贈り物よりも高額なものを贈ることです。
贈ったものより豪華なものをお返しでもらったら…ちょっとメンツが立ちませんもんね。
金額は大まかで大丈夫なので、必ずリサーチしてから選ぶようにしましょう。
入園入学の内祝いにおすすめな贈り物
入園入学の内祝いにおすすめの贈り物は、みんなで食べられるお菓子や食べ物のギフトです。
後に残らないものなので後腐れがなく、普段買わないものを食べられることからも喜ばれます。
バスグッズも密かな人気があり、家族みんなで使えることと腐らないものなので重宝します。
入浴剤の詰め合わせなどは、毎日使ってるとの声をもらったこともあって私の中でも定番品です。
入園入学の内祝いはお祝いの品物によってお返しする金額が異なる性質から、現金やギフトカードとして贈るのも適しています。
現金を贈る場合にはのし袋に入れる必要があるため、正しい表書きの書き方などを把握しておきましょう。
入園入学の内祝いの正しい贈り方
入園入学の内祝いを贈る際、のしなどの正しい方法を把握しておきたいものです。
たくさん種類がある内祝いの中でも、入園入学の場合はどのような表書きなどをしていけば良いのでしょうか。
のしの掛け方や水引、表書きの書き方について詳しくみていきましょう。
のし
入園入学の内祝いはおめでたいことである慶事の贈り物なので、のし紙を掛けたりのし袋を使ったりします。
品物にのし紙を掛ける際は一目で内祝いだとわかるように、外のしで掛けるようにしてくださいね。
文房具店に行くとのし袋の種類がたくさんありますが内祝いなので金額の関係もあり、豪華過ぎないものを選ぶのが適しています。
水引
入園入学の内祝いに使う水引は、紅白蝶結びのものです。
一般的に子供の成長に関するお祝いには、何度お祝いしても嬉しい蝶結びを使用します。
のし紙の場合は、水引が蝶結びの印刷がしてあるものを選んでくださいね。
表書き
入園入学の内祝いの際の表書きは「入園(入学)内祝」となりますが、中には4文字で嫌だなと感じる人もいます。
5文字にするためには「入園(入学)之内祝」にして、文字数を調整すると良いですね。
入園入学の内祝い、表書きにはつい自分(親)の名前を書いてしまいがちですが…いただいたのはあくまでも子供。
子供のお祝いに対しての内祝いなので、表書き下部の名前は子供の氏名を書くようにしましょう。
私も勢いに任せて書いたとき、思いっきり自分の名前を書いてしまいました…気をつけてくださいね!
まとめ
入園入学の内祝いについて贈る時期や金額、正しい贈り方を詳しくご紹介してきました。
内祝いは現在だとお返しという意味合いが強いですが、本来は幸せのおすそ分けをすることだったんですね。
子供のことなので原則はお返しなしでも問題はありませんが、必ず本人にお礼をさせましょう。
入園入学の内祝いは現金やギフトカードが人気ですが、のし袋を使うときには紅白蝶結びの水引で「入園(入学)之内祝」と子供の名前を書いてください。
正しい知識を身につけて、スマートに入園入学の内祝いを贈っていきたいですね。