故人のお骨は火葬場に行った後は納骨をする、ということは知っている方も多くいます。
仏式で葬儀を行う方が多い日本では、埋葬法などの法律により火葬を義務付けられ、その後はやたらに遺骨を埋めることはできません。
そこで納骨をするのですが、納骨とはただ骨を骨壺に入れる場合で使うだけではなく、大体お墓にお骨を入れる時に使います。
こちらでは納骨の際の費用やマナーなどまで、ご紹介していきます。
概要
故人が亡くなり火葬場で火葬をしたあとに、お骨を拾い骨壺に入れます。
この行動を納骨と呼ぶこともありますが、日本では仏式で葬儀をする方がほとんどなので、四十日の際にお墓にお骨を供養しながら入れることを納骨とすることが多いです。
仏式では四十九日までは自宅の祭壇に骨壺を安置し、法要までは自宅で供養します。
そして法要で僧侶に読経してもらうなどの供養をしてもらうために、菩提寺や霊園などに持っていきます。
その法要でお墓に入り、納骨としています。
ただし神道やキリスト教は、それぞれ納骨に対する認識が仏教とは違います。
納骨をするタイミング
日本では火葬したお骨を、好きなところに埋めていいわけではないことは知られています。
手元供養や散骨にこだわるわけではないのなら、必ずお墓などに納骨することになります。
仏式で葬儀を行った場合や、無宗教者の場合の納骨のタイミングは、大体四十九日法要でします。
法要で僧侶に故人を供養するための読経をしてもらい、そのまま納骨をするということが通例です。
墓地が見つからないという方もいますし、何らかの理由で四十九日法要に納骨ができない、という場合には年忌法要のタイミングを見計らい納骨をすることもできます。
ここで納骨に対する見解が仏式と違うのが、キリスト教の場合です。
カトリックでは30日が「追悼ミサ」という行事、プロテスタントでは1ヵ月目が「昇天記念日」としています。
そのため各派でそれぞれですが、納骨をします。
神道では50日目に納骨をし、霊園などで埋葬をします。
ただ仏式ではないので当然僧侶は呼ばず、神主が立ち会います。
このように宗教により納骨の仕方や日にちなども様々です。
納骨の際に必要なマナーと知識～服装編～
納骨をする際には、知っておくべき知識やマナーも覚えておきます。
まずは納骨の服装についてご説明します。
親族はブラックフォーマルを着用します。
友人などの場合は略式フォーマルでもOKです。
年忌法要には親族は略式フォーマル、友人での参列はグレーなどの平服にあたるスーツも可能です。
女性も男性も腕時計などの光る装飾品は避け、パールのみにします。
ストッキング、靴下、ネクタイなどの小物もちろん黒で統一します。
かばんも光沢のないものを選びます。
納骨の際に必要なマナーと知識～費用編～
納骨をする時には必要がかかります。
以下の通りです。
納骨堂の存在について
墓がすぐに持てない、費用の問題で墓に入れられない、そんな方のためにあるのが納骨堂です。
大概の納骨堂は期限があり、一時的にお骨を預かってくれるものです。
寺院を始め、公営や区営のものなどもあるので、その時に納骨希望なのにできない場合は相談をしてみるのがおすすめです。
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