おめでたい!のに肝心なところでミス!
昨年のことです。高校時代の友人が結婚したのでお祝いの品を送りました。高校3年間のうち2年は同じクラス、そして同じ部活の中の良い友人です。同級生はほとんど結婚し、最後の数人となったところでした。
ワインが好きな友人なので、旦那様と使ってもらえるようにとても素敵なペアグラスに決めました。悩みに悩んで百貨店で購入し、その場でスマホのアドレス帳を見て宛名等を記入しました。<数日後、「グラスありがとう!嬉しいー!」とメールで連絡があったのですが、驚きました。
なんと宛名の漢字が間違っていたのです。どうやら由紀子を幸子とかいてしまっていたようです。自分が一番信じられませんでした。やってしまったー!と頭をかかえました。笑いながらではありますが、「まさかずっと幸子だと思ってた?」と言われてしまいました。
そんなはずありません。高校時代からの大切な友人です。でもどうしてこんなミスをしてしまったんだろう?間違えるはずなんてないのに?と、スマホを確認すると、アドレス帳の登録が由紀子ではなく幸子になっているではありませんか。どうやら、登録時からずっと間違っていて、気づかずにいたようです。正直、スマホのアドレス帳を開くことなんて登録時からほとんどありませんでした。
今は便利なアプリがあるのでアドレス帳を開く必要がなかったのです。私は普段から少し適当なところがあるので、きっとなにかしながらスマホに登録したのでしょう。おめでたいお祝いの品なのに逆に傷つけてしまいました。謝って許してもらったもののやや気まずい空気が残りました。
もしかすると今でも、ずっと漢字間違えてたのかな?と思われているかもしれません。こんなことでヒビが入るような友情ではありませんが、やってしまいました。大切な友人へのお祝いです。
せめて、送るときに確認すべきでした。いつどこで何に使うかわからないアドレス帳の登録は、いや何事も慎重に対応すべきだと反省した出来事でした。
そりゃあ犬と猫は全然違うけど同じペットじゃないですか
しばらく前に私の主人の会社の以前の同僚が結婚することになりました。
今は、もう会社も違うし、特に連絡をまめにとる仲ではありませんでしたが、一応以前同じ会社だった時は、顔を合わせて話す仲だったのと、ちゃんと連絡をくださったということで、ささやかでもお祝いをしようということになりました。
おそらく、その「結婚することになりました。」という連絡も、別にお祝い狙いではなく、純粋に報告してくれただけのようだったので、かえって現金や金券を送ると、その人の意図を誤解してお返しやら結婚式への招待やら考えさせることになり、気を遣うのではと考えました。
そこで、結婚結婚していなくて、尚且つ普段また新婚生活でも使えるものがいいよねとなりました。
基本的に男性は会社の同僚が普段どんな趣味を持ち、どんな生活をしているか、あまり興味がないようで、自分と同じような趣味もなかったようで主人は余計に、その元同僚の生活スタイルに関する情報が女性の私よりも圧倒的に欠けていました。少ない中で思い出してもらいました。
以前、主人はその同僚とペットの話をして少し盛り上がったことを思い出しました。
ペットを抱っこしながら、テレビを観ると温かいよね、とかペットの毛がスーツにつくと大変だから、出勤前は大変だよね、ペットのワクチン代って意外とバカにならないよねといった話をしたそうです。抱っこできるサイズのペットということで、恐らく小型犬であろうと推定しました。
そこで、我が家でもチワワを飼っていて、愛用している商品をプレゼントすることにしました。
「新婚生活2人と1匹で仲良く楽しく過ごしてください。」という棚などに置けば飾れるタイプのカードを作成し、小型犬専用のドッグおやつと骨のアクセサリーがついた散歩のリード、それから、我が家で好評のチワワが着るとミツバチになれるミツバチのドッグ専用の洋服を贈りました。
犬好きの友達も、結婚のお祝いで自分にとって家族のペットにプレゼントがあり、嬉しかったと好評だったので、同じように喜んでいただけるかと思いました。
結果、なんと、まさかの主人の元同僚が飼っていたのは、でぶ猫でした。
ドッグおやつも食べませんし、骨が魚の骨だったらまだしも、そもそも猫はリードつけて散歩しないし、しかも小型犬サイズのミツバチの可愛い洋服がデブ猫に入るわけもなく、もう「結婚を機に犬を飼ってください。」ととってくれたら幸いです。
2人の友人に送ることになって
私はもともとおっちょこちょいで、いつもあわてて失敗すことがことが多くいつも自分が嫌になります。
このときもそうでした。こんな大事なタイミングに失敗をしてしまいました。
まず、友達が2人同時期に結婚をするという連絡をもらいました。
しかも、同じ市内で近くに住んでいて普段から行き来がありました。
A子とB子それぞれにお祝の品物を送ることにしました。それぞれがどんな家庭生活を送るのかある程度話を聞いて、それにふさわしいものを選ぼうと思いました。が、まず一番の失敗は結婚する時期を確かめなかったことです。
A子は結婚をするとは言ったもののいつとは言ってなかったのに、早々と送ってしまいました。
そしたら、まだ全然何も決まっていなくて、しかも半年したら別れてしまったというではありませんか。
そして、もうしわけないと思ったのかわざわざ返しにきてくれたのです。
でも、その後別の方と本当に結婚したのでちゃんと送りましたが、今度は前述のもう一人の友達B子の住所に送ってしまいました。この前ももらったのに、とB子に言われて、さすがに事情を話して返してとも言えず、そのままになってしまいました。
そして、再度A子に今度こそと思い、調理器具のセットを送りました。
きっと喜んでもらえるとこんどこそは自信がありました。
しかし、オール電化のマンションに住み始めたとのことで、私が送ったものは電化対応の鍋ではなく、残念ながら一つも使えないというおそまつな結果になりました。悪いんだけど、と正直に電話口で教えてもらい、がーんというショックをうけました。後日お菓子をもって謝りにいきました。
結局どっちつかずですべておわり、いろんな方に迷惑をかけた私の体験ですが、今後は人の人生の節目が台無しにならないようにきをつけようと思います。
きっと両方のだんなさんにもわけのわからない友達がいるなあと思われたと考えると、本当に落ち込みますし、2人に会うのもなんだかそれ以来気がひける次第です。
あとで真っ青、送ってはいけない結婚祝いを送ってしまった!
会社の後輩が結婚することになりました。
もうすでに後輩は会社を辞めていたし、プライベートで会うこともないほどの関係だったので、結婚式には呼ばれませんでした。
しかしそこそこ社内では親しかったので、今度結婚します、という報告を電話で受けました。
あ、じゃあお祝いあげるよ、ということになったのですが、相手の希望も何も聞きませんでした。
そして数日後、お祝いを買いに行きました。
普通のギフトショップです。そこで私はきれいなデザインの1枚皿を見て、とっても気に入ってしまいました。
店員さんに、「これ、結婚祝いです。」と伝えて包装してもらいました。
このとき、せめてその店員さんに知識があったら!ちょっと変な顔はされたかな、と思ったのですが、そのお皿は普通に結婚祝いとして包装されて、届けられることとなりました。ああ、普通のギフトショップではなく、結婚祝い専用のお店で買えばよかったのか・・・。
その後、後輩からは、届いたよ、ともありがとう、とも連絡がありませんでした。そして何気なく他の友達との会話で知ったのです。結婚祝いに「割れる」ものを送ってはいけない、と。ガーーーーン。
そりゃそうですよね、結婚祝いに割れる、とか別れる、とかはタブー。気にしない人もいるでしょうけど、現金のお祝いだって、別れる2万円より、別れない3万円を包む人が多いでしょうにね。
そんなこととは知らなかった私は、思いっきり割れる可能性のある食器を送ってしまったのです。しまった、と思いましたが後の祭りです。下手に送ってはいけないものを送ってしまったとか、そのときは知らなかった、とは言い訳がましいことは一切言わずに、沈黙をただひたすら守っていました。
幸い、次の年の年賀状は、その後輩から届きましたし、恨んでる様子もなさそうでした。
後輩も知らないでいてくれたらいいのに、と願っていますが、旦那様が年上のけっこうしっかりした方のようなので、私がイケナイことをしちゃったのはバレでると思います。
救いは、その後輩が今でも幸せそうに結婚生活を送っていることです。
引き出物と同じ種類のものを送ってしまって、まずった。
長らく会っていなかった学生時代の友人が、ある程度の年齢になって結婚をする、という連絡がきました。
年齢も年齢だけに、料亭で、おいしいお料理をいただきながらの披露宴をするから、出席してほしい、と連絡が来て、喜んで出席をさせていただくことにしました。
相手は、大学の先生とは聞いていたのですが、専門分野などは全く知らず、また、写真とかは拝見していて、年齢相応の落ち着きのある方なのね、大学の先生で立派な方なのね、といったくらいに思っていたのです。
お祝いの品は何がいいかな、お金がいいかな、と迷ったのですが、お金では味気ないから、と思って、品物を選ぶことにしました。落ち着いた二人ですから、和のテイストのある、お盆と、お椀、箸と箸置きのセットを選びました。
少し地味かな、と思ったのですが、実用的なものがいい、と彼女が言っていましたし、まあ、品物としては、普段使いをしてもらうのに、いいかな、くらいな気持ちで購入しました。ほかに現金をお祝いとして持っていくつもりでしたので、値段は少し安めのものにしました。
ところが、披露宴のときに、ご主人の経歴を紹介されて、びっくりでした。大学の先生とはうかがっていたのですが、まさか、芸術分野の先生で、しかも、作品をいろいろな展示会などに応募されていて、何度か入選もされている方とは、知りませんでした。
そこで、頭の中をよぎったのは、芸術分野の先生って、教えておいてよ、ということです。だったら、そういったものではない、お鍋のような実用的なものにしたのに、と。
でも、それだけではショックはおさまりませんでした。
家に帰って、引き出物をあけたら、これが、ご主人の作品の、箸置きのセットだったのです。ガーン、です。
まさか、私の贈った箸置きと同じ箸置きが引き出物だったなんて、でした。しかも、私の贈ったものは、安物で、ご主人のは芸術作品ですし。
友人に、あとで丁重にお詫びを言いましたが、友人は、いいのよ、そんなことを気にしてくれなくても、というのですけど、私はもう二度とご主人には会えないと思った次第です。