家族や友達の出産を「お祝いしたい!」「喜んでもらいたい!」と思いながら贈る出産祝い。
時間をかけて選んだプレゼントが、「失敗しだったぁ」「迷惑だった」という失敗談を集めました。
気持ちを込めて贈ったプレゼントを喜んでいただけるように、出産祝いを贈る際の参考にしてみてください。
名前のうっかり間違いには注意!
元々は職場の先輩だった友人が妊娠したことを知ってから逐一妊娠中も報告を受けたりだんだん膨らむおなかを見ては感動し、
成長を見守ってきました。
いよいよ出産が控えている頃に名前も決まったとのことで教えてもらいました。「琉羽(るう)」くんだと聞いてから、名前の入った
子供用品を贈りたいなと毎日ベビー用品を検索することが日課になりつつありました。
名前の入ったよだれかけとロンパース、メッセージの書ける名前入りイラスト色紙を買うことにして早速注文しました。
ネット注文だったのでラッピングしてもらって届けてもらいました。
無事出産して立ち会えることになった時に無事にプレゼントを渡すことができ、友人はとても喜んでくれ、わが子を大切そうに抱く友人の顔は
すっかりお母さんで、なんだか不思議な気持ちを感じました。
ほどなくして育児も少し慣れてきて落ち着いた頃にお家にお呼ばれする機会があったのでお邪魔しました。
出産祝いのお返しを頂き、「私があげたの使ってくれてる?」となんの気なしに聞くとなんだかバツの悪そうな顔で「あ、うんうん」と濁した返事が。
あんまり好みじゃなかったのかな、と悲しくなりベビー用品て難しいし好みもあるからしょうがかないか、と自分に言い聞かせて話題を変えました。
色紙は飾ってくれていたので、「ここに置いてくれてるんだね」と話しかけ、「大きく名前が書いてあるからなんだか記念になるし、うれしい」と言ってくれていたのですが
その時も気まずそうにしていたのでとうとう「ロンパースとよだれかけは?」と聞いてしまいました。
「あれね、すごい嬉しかったんだけど…」「けど?私の好みで選んじゃったから、あんまり好きじゃなかったかな?」と答えにくい質問をしてしまい焦って
「そうじゃなくて、デザインも好きなんだけど、気持ちが嬉しかったから言えなかっただけでロンパースとよだれかけの名前が違っていて…」と申し訳なさそうに呟きました。
見せてもらうとruru(るる)になっていました。せっかく産まれた我が子に間違えられた服を身に着けさせることは私もいやだなと思います。
名前を間違えて注文するという大失態をおかしてしまいましたが友人の優しい気持ちから私になかなか言えなかったのです。
名前の確認には何回も確認して注意しなければと強く思いました。
見た目重視のおむつケーキ
これは私が仲の良い友人におむつケーキをお祝いに送った時の話です。
おむつケーキと言えば、赤ちゃんのおむつをくるくるとロールして段々に積んでケーキのように飾り付けをしたもので、ネットで検索をかけるととても見た目の可愛いものがたくさん表示されます。
私には子供がおりませんので、何を贈れば良いのかさっぱり見当もつかないのでネットで探すことに。
とりあえず現金でのお祝いも送る予定だったので予算は1万円、するとサイトでおむつケーキがパッと目につきました。
価格もそこそこピンキリですが、色とりどりのリボンや人形で飾り付けられたかわいいケーキのような見た目に心惹かれこれだ!!と思い注文しました。
口コミも参考に、悩みに悩んで選んだおむつケーキでした。
お祝いが友人に届いたと友人から連絡をもらい、お礼を言っていただきました。
その時はプレゼントとしては正解だったなと思っていたのですが・・・
その後に別の友人と会う機会があり、話の中でおむつケーキをお祝いとして贈ったと言ったところ、その友人からおむつケーキはおススメできない、失敗だったんじゃないかと言われてしまいました。
理由を聞くと子供のいない私にはとても想像になかった事でした。
まず、お母さんが子供を産んだ時、入院している病院や助産院で使用しているメーカーのおむつを継続して購入する人がほとんどなんだそうです。
また、時には最近でも布おむつにこだわっている人もいるとの事。
病院や助産院からおススメされたおむつ、確かに言われてみれば赤ちゃんの肌はデリケートなので、病院や助産院で使用していておむつかぶれなんかがなかったらそのまま使用するよねと私も納得。
また、赤ちゃんの大きさによって細かくおむつのサイズが決まっているんだそうで、大きすぎたり小さすぎたりすると使えない事、赤ちゃんは生まれてから数か月でかなり成長するのでおむつを贈るのは難しいんだよと教えてもらいました。
こればかりは実際にお母さんになった人しかわからないんだろうけど、私も今度ばかりは失敗したなと思いました。
出産祝い、私はコレで失敗しました
今までで出産祝いで失敗したことが2回あります。
最初の失敗は、ベビー服。
どうせなら自分で買わないものの方が良いかな、と思い、ブランド物のよだれかけとベビー服のセットをプレゼント。
デパートで見かけて、デザインのかわいさに惹かれて選びました。
お祝いは友人の家にお邪魔した時に渡しましたが、部屋の中には洋服とおもちゃがドッサリ。
初孫だったようで、両親や親せきからせっせとプレゼントされたようでした。
「ありがとう」と言ってもらえましたが、ロンパースも多く持っているようで、「またか…」という雰囲気がありありと漂っていました。
あれだけの数があると、全部は着られないだろうな、と感じました。
後日、子供がいる人に聞いてみたら、赤ちゃんはすぐに大きくなるから、今すぐ着られるサイズではなくて大きめサイズの方が良いよ、とアドバイスされました。
ロンパースよりも、Tシャツズボン、スカートといったもうちょっと成長した時に着られるアイテムの方が嬉しい、とも。
出産祝いと言うと、どうしても「赤ちゃんのもの」をイメージしますが、重複しやすいので危険ですね。
ブランドものだとどうしても値段が高くなってしまうので、プレゼントした服はロンパースの1着のみ。
ブランドもの1着よりも、手頃な価格で枚数を多くもらえる方が実用度が高くて喜ばれるよ、ともアドバイスされました。
事前に聞いておいたら良かった、と反省しましたね。
次に失敗したのが、おもちゃです。
友人が当時広い庭付きの家に住んでいたので、その庭で水遊びが楽しめるおもちゃをプレゼントしました。
組み立てるタイプで、サイズは大きめ。
都会の狭い住宅なら難しいけれど、友人宅の広い庭なら思いっきり楽しめそう、と思って選びました。
ところがその友人は1年も経たないうちにマンションにお引っ越し。
残念ながら、そのおもちゃを使えない環境になってしまいました。
これは避けようがなかった失敗ですが、何となく気まずくなりましたね。
「あのおもちゃ、使っている?」とは聞けなかったです。
ベビー服のサイズは店員さんに確認しよう
私が独身の頃の話です。仲良し3人組の友人のひとりに男の子が生まれたので、もうひとりの友人と私で出産祝いを贈ることにしました。
お祝いの品はベビー服がいいだろうとベビー服屋さんにふたりで行きました。
ふたりとも独身で出産経験がなかったので、ベビー服のサイズがよくわかっていませんでした。
ベビー服は他の人からももらうだろうから、もう少し違うものとだけしか考えていませんでした。
私が赤ちゃんって50センチくらいじゃないの?というと、友人はオムツもあるからぴったりじゃないほうがいいでしょうと言います。
50センチぴったりでは、すぐに着られなくなってしまうだろと考えて、少し大きめを選びましたが
シャツは70センチ、ズボンは100センチと大きすぎるし、ちぐはぐなものになってしまいました。
シャツもデザインだけで選んでしまったので、上から下までボタンがあるタイプで
着せたり脱がせたりするのに、手間がかかりそうです。
シャツとズボンだけでは面白みがないと思ったので、何かプラスしたいと探していたところ
怪獣の形をしたリュックサックを見つけました。
子供が背負うと、怪獣をおんぶしているように見えるデザインでした。
かわいいと思ったので、ふたりで飛びつきましたが、
ねんね時期の赤ちゃんはリュックサックを背負うことが出来ません。
歩けるようになっても、ベビーカーの利用が多いと使えません。
思っているより使い道がないのかもしれないと後になって思いました。
ベビー服は出産してみないとサイズや使い勝手がわからないので、
店員さんにサイズやお勧めなどを素直に聞いたほうが良かったと思いました。
ロンパースなどのベビー服は親戚などからもいただくことが多いです。
全く同じものが重なることは少なくても、ベビー服ばかりではないほうがいいこともあります。
赤ちゃんは50センチくらいですが、すぐに着られなくなってしまうので
70センチくらいのものが良いでしょう。
セパレートタイプの服でもいいですが、帽子やバックなどの小物をプラスすると
喜ばれます。
妹への気遣いで考えたお祝いが裏目に出た話
私の妹が二人目の子供を産んだ時のことです。私は妹の一人目の子供が産まれた時には職に困って、人にプレゼントをするようなお金がなく、特に何も行いませんでいた。その分、私が安定した稼ぎを得た後に産まれた子供に対してはちゃんと祝って上げようと張り切りました。私はまずは子供のため、そして次には頑張って子供を産んだその母である妹のためのプレゼントが何か良いが考えました。
子供の方ではすぐにでも活躍すると想ったので、ピンク色をした可愛らしいミルク飲みを買いました。雑貨店で買ったちょっと良いものでした。そして妹にはというと、とにかく甘いものをあげようと思いました。出産という大仕事を終えて、かなりカロリーを消費していたと考えました。それに妊娠中には過度のカロリー摂取を抑えていたので、彼女の方でも好物の甘い物を控えたことはストレスだったと思います。そのご褒美ということでスイーツ店に行って、甘い飴とプリンを買いました。
プレゼントを揃えると、私は産院にいる妹に会いに行きました。そしてプレゼントを見せました。すると反応がわるいとすぐにでも気づきました。
彼女の不満ははっきりしたものでした。まず、子供が二人ということで、ミルク飲みはいらないということです。一人目の子供のを使い回すし、その一人目の子が使ったものは、なんと私の兄がプレゼントしたものでした。これは先を越されました。
そして妹本人へのスイーツのプレゼントはというと、これも喜ばれるものではありませんでした。よその産院はどうだか知りませんが、妹が世話になった産院では、赤ちゃんを産んだお母さんへのご褒美ということで、産院からケーキが出ることになっていました。しかも家族用サイズの1ホールです。せっかく出されたので、それは妹とその夫の二人で食べたと言うのです。量が多く、正直無理をした。それだけのケーキを食べた後に、また甘いものなどをよこさえると太ってしまうと機嫌を損なわれました。
愛する兄弟のための贈り物ですが、そういうことなら仕方ないので、持って帰って自分で食べました。彼女の好物ではありますが、送った時期がわるすぎました。