結婚式のお返しの品で失敗してしまった体験談を集めました。 笑えるものから、しまったぁというものまでご紹介しています。
結婚を祝福していただいた方に、喜んでいただきたくて選んだ内祝いが、まさかこんな結果になるなんて…。 これから内祝いを贈られる方には、必見の内容です。
同姓・同名の内祝いの失敗
結婚してもう、数十年経ちますが「結婚内祝い」と聞くと今でも思い出したら恥ずかしくなってしまいます。
新婚旅行はお互いに仕事があり、時期をずらして行くことにしていたんです。
そこで、式後の翌日すぐに、ご祝儀を頂いたけれど、披露宴に出席できなかった友人や会社の同僚、遠方から来れなかった友人、また披露宴で頂いたご祝儀が高額だった方へお返し(内祝い)をする事にしました。
全てリストアップし、冠婚葬祭の品揃えが豊富なギフト屋さんへ主人とGO!なんとかその日の内にお祝いのお返し(内祝い)を済ませると、ほっとしたのか、どっと疲れが出てしまいました。
と言うのも婚前から慌ただしく目まぐるしい日々が続いていたのでやっと二人でゆっくりできる時間ができました。
数日後、内祝いが届いた友人から電話があり、「なんだか、気を遣わせて悪かったね。あんな高価なもの頂いて」と言うので、ええっ!待ってよ!確かこの友人には、子供がいるのでディズニーのタオルセットを送ったはずだけど?と急いでギフトの送付先住所を見ると、品物と住所が・・!?やってしまいました!
ご祝儀が高額だった上司へ贈るはずだった品物が友人のところへ。
上司には、少しお値段のするカタログギフトを送ったつもりがそれが友人の所へ。
実は、上司と、友人の名前は一字違いなんです。苗字は一緒で○○沙也と○○沙也子なので気を付けていたつもりなのですが!やってしまいました!ええっどうしよう・・!?上司は独身で女性でタオルセットがしかもお子様向けのタオル!?すぐに、ギフト屋さんへ電話し荷物の配達状況を確認すると、もう納品済みでした。
翌日、会社でその上司に言うと、「あれ、私、ディズニー好きなの知ってたの?毎年、TDLへは3回行ってるのよ~!ありがとう」と言われ少しほっとしました。
こちらの手違いで配送ミスをした事情を話した所で、上司がせっかく喜んでくれているので失礼かなと思い、お返しが小さいものですみませんと詫びて、後日、新婚旅行のお土産で内祝いも兼ねてお返ししました。
本当に相手にとって喜ばれるか考える必要がある
結婚するにあたり祖母から相当な金額のお祝いを頂きました。
祖母は「お返しとかいらないから。結婚式に呼んでくれたらそれでいいよ」と言ってくれましたが、そういうわけにはいかないだろうとお返しをしようという話になりました。
ネットで調べてみると結婚祝いのお返しの相場は三分の一程度です。三分の一と言っても数十万の値段です。どんな品物がいいのか悩みに悩みました。
旅行は祖母の体では体力的にきついし、上質な肉や酒も好みません。
高い金額というのも困りもので、悩んでいるうちにどんどん日にちが経ってしまいました。
私の母親に相談したところ、身内への大きすぎる金額のお返しはそんなに返せる金額ではないし、そんな高いのを貰っても逆に困るから10万ほどでいいと言われました。
数人に意見を聞いても同じような答えが返ってきたためカタログギフトと、祖母の掃除が楽になるようにと自動で動いて掃除してくれる掃除ロボットを贈りました。
これなら祖母が好きなものを選べるし、体も楽になるし、金額も三分の一まではいかないけれど形にはなったかなという感じでした。
自分では満足してしばらく経った後に、祖母が怪我をしました。足にギプスを巻いていたので驚きなんで怪我をしたのか聞いたところ、転んだと言われて大変心配しました。
祖母もだんだん体が思うように動かなくなってきたのだと改めて感じ帰宅しましたが、夜に母親から電話がかかってきて本当は私が贈った掃除機ロボットにつまずいたのだと教えてくれました。
なんで掃除機ロボットにしたのだと母に責められ、便利だと思うのは自分だけで、目が見えにくくなって足元もおぼつかない祖母にとっては掃除機ロボットは怖くて危ないだけだと言われてしまいました。
目が見えにくいことも知らず、単に自分が便利でほしいから祖母もそうだろうと思い込んでいましたが、祖母の体を全く考えてあげられてなかったことに後悔しました。相手の立場になって考えるということの難しさを知りました。
結婚祝いの格差で内祝いを分ける場合は要注意を!!
私は結婚内祝いで大失態をしてしまいました。
結婚式を挙げなかったことで夫や私の家族、親戚はもちろん、友達、会社や上司の方からも個人的にお祝いの品やご祝儀を頂きました。
頂いたご祝儀に関しては金額がそれぞれにバラバラだったため金額に応じて内祝いを変えることにしました。
ご祝儀の半額程度の内祝いを選んで購入したのです。
家族や友達は意外に決めるのが簡単だったのですが一番困ったのは上司の方への内祝いでした。
ご祝儀の金額も多く適当なものは返せなかったのでお店で相談し、夫と話し合いながら真剣に時間をかけて選びました。
夫とも納得いくものが見つかったのですが、内祝いを贈る際、最悪なミスを犯してしまったのです。
夫の勤める会社の上司への内祝いはコーヒーが苦手ということで大好きだというワインの詰め合わせを選びました。
一方、私の勤める会社の上司はコーヒーが大好きだったためコーヒー豆の詰め合わせを選んでいたのです。
お店で内祝いののしを貼っていただき、箱の大きさが似ていたため分かるようにコーヒー豆の詰め合わせの方にだけ付箋を貼っていただきました。
後日内祝いを届けるために夫婦揃って上司の方の自宅へお邪魔しました。
先に夫の上司の方の自宅へ行ってお礼を伝えたあと内祝いを渡しました。
このときコーヒー豆の詰め合わせの方に付いていた付箋を確かめたのですが付箋は付いていなかったので「これはワインの詰め合わせ」と単純に思い込み判断してしまったのです。
そのあと、私の上司の方の自宅へ着いたとき付箋を剥がそうと内祝いを確認すると、あるはずの付箋が付いていませんでした。
違和感はあったのですがワインの詰め合わせにも付いてなかったので大丈夫だろうとそのまま渡してしまったのです。
そのときは付箋がどこへ行ってしまったんだろうという疑問しかなかったのですが、後日ミスがあったことが発覚したのです。
私が仕事に出勤したとき、上司と二人になる機会があったので結婚祝いのお礼と「コーヒー豆どうでした?」と声を掛けたのです。
するとコーヒー豆がなんなのかさえ上司は知らなかったのです。
「まさか」と思い失礼を承知の上で聞いてみるとワインの詰め合わせが入っていたというんです。
そのとき、夫の上司に嫌いだというコーヒーを贈ってしまったを知りました。
しかしすでにどうすることもできず、何も手立てはありませんでした。
失敗!賞味期限の確認をしなかった内祝い
私は結婚の報告をした際に、長らく会っていなかった年の離れたいとこから結婚祝いをいただきました。
すぐに電話をしてお祝いのお礼を言ったのですが、それだけでは失礼だと思い、内祝いを送ることになったのです。
しかし、当時の私は年齢が若かったこともあり、内祝いに関しての知識はありませんでした。
何をあげたら相手が喜ぶのか全くわからなかったのです。
しかも、仕事と家事の両立で心身共にかなり疲弊をしていた時期で、私は内祝いを選んだりあげたりする余裕もなかったのです。
それでも、仕事の休憩中を利用して、近くにある洋菓子店で贈答用のクッキーを購入することになりました。そこのお店のクッキーは自分が以前買った時に、すごくおいしかったので喜ばれると思ったのです。
私はクッキーを無事に購入して、それを自宅に保管していました。
内祝いをあげるいとこが住んでいる場所は、私の自宅から離れていて手渡しをできる距離感ではなかったので、宅配便を利用して配送することにしたのです。
しかし、忙しくて余裕がなかった私は、すぐに配送をすることができずにしばらく自宅に置いておくしかなかったのです。
やっと余裕ができて仕事の休みの時に、私は内祝いの配送を済ませることができました。保管から配送まで一週間以上かかったと思います。
私はその後、同じお店で購入した自分用のクッキーを食べる機会がありました。その時にふと賞味期限を見たら、期限が切れていたわけではありませんでしたが、ギリギリの日にちだったのです。
私はそれを見て青ざめてしまいました。内祝いで送った贈答用のクッキーは、私が購入したバラ売りのクッキーを箱に詰めていたのです。
賞味期限ができるだけ長い物を選んで入れてくれたとは思いますが、いとこに送った内祝いのクッキーの賞味期限も、きっとギリギリだったと思います。
しかも、クッキーは箱に大量に入っているので、賞味期限が近かった場合にはすぐに食べなくてはなりません。
私はなんて失礼なことをしてしまったんだろうと恥ずかしくなってしまいました。
若かったとはいえ、もっとしっかりと相手のことを考えて内祝いの品を選べばよかったと反省をしました。
カタログギフトのご案内で…
お客様宅に伺う機会の多い、営業の仕事をしています。
商品はポイントが貯まるシステムで数年するとそのポイントが消滅するため、定期的にオリジナルのカタログギフトとの交換をご案内するのですが、ここで神経を使います。
普通にご案内する場合には「結婚式の引出物でカタログもらいますよね?ああいうカタログがお選びいただけます。」と言えますが、お客様ご自身やそのご家族で、最近離婚の経験がある方にはそういうご案内は避けるよう指導されていました。
しかしあるお客様宅に伺ったとき、この「結婚式の引出物でもらうカタログと同じ様なものです」とご案内した直後に、お客様からお嬢様の改姓を聞かされた時は、自分の顔から血の気がひいていく経験と、失敗したのを実感しました。
「ああ…なんてこと言っちゃったんだろう」と。
お客様の後出しジャンケンで負けた気分でした。
かと言って「こんなこと言っちゃってすみません」とも言えませんし、「それは失礼しました」と言うのも不自然だし。
自分の無い知恵を総動員していろいろ考えても、その場を乗り切るための名案は出ません。
正直「穴があったら入りたい」と痛切に感じました。怖くて上司にもいまだに報告できないでいます(笑) 結局そのお客様には、笑顔で見送られたもののしばらくの間ご連絡できずにいたのを覚えています。
このパターンのご案内は40~50代の独身の方(特に男性)にもタブーで、ご家族に配偶者様のご登録が無いと、この別ご案内の仕方を必死で考えます。
「こちらからカタログをお選びいただきまして、その中に入っている申込書にカタログのお好きな物の番号を1点記入してください。後日賞品が届きますよ。」
ありきたりのこの案内が通じる時は良いけれど、結構通じない人もいます。そうすると「ん~と、え~と」となり、最後には力尽き、「結婚式の引出物で…」と話さざるを得なくなります。
ここまでこんなに苦労して考えたのに「なんだ。そんな簡単なこと早く言ってよ!」とお客様に言われた時、自分の顔はただただ引きつって苦笑いしかできませんでした。