春は出会いと別れの季節、代表的なものが卒業ですよね。
各々が色んな想いを胸に抱きながら迎える卒業、涙もろい私は小中高大と全て号泣でした…。
卒業といえば、学業を頑張ったお祝いの贈り物をどのように渡せば良いのか気になってしまいますよね。
いつ渡すのか、金額や水引などわからないことだらけで目が回る勢いです!
どんなメッセージを送れば卒業のお祝いを、心を込めて伝えることができるのかも悩みます。
今回は卒業祝いの正しいマナーについて贈る時期や金額、メッセージの文例をご紹介していきます。
卒業祝いはいつ渡せば良いのか
卒業祝いを贈ろうと考えた時、いつ渡せば良いか迷ってしまいますよね。
卒業が明確になったとき?卒業式の当日?卒業した後?
実はタイミングがわからなくて、気がついたら卒業祝いを贈るタイミングを逃してしまったことが昔あり…。
卒業祝いを贈る時期として、一番適しているのは「卒業式を終えてすぐのタイミング」です。
日数で言えば卒業式から3~4日以内でしょう。
卒業式が終わってから時間が経ってしまうと、気分は卒業というよりも入学や就職に変わっていってしまうからです。
卒業式の日にちを確認したら、郵送の場合は式当日に発送するのがベストですね。
卒業祝いに適した品物
卒業祝いに適した品物はどんな種類のものが良いのか、悩むポイントのひとつですよね。
卒業祝いを準備する段階で、贈る時期の次に悩んでしまうのが金額相場ではないでしょうか。
お金に関する事なので、相手に失礼があってはならないし緊張しますよね。
具体的には卒業祝いの金額相場は、おおよそどのくらいなのでしょうか。
卒業祝いの金額相場
卒業祝いの金額相場は、実は贈る相手との関係性によって変わってきます。
一番近しい相手である親や祖父母であれば3~50,000円くらいが相場となり、ほかの親族は10,000円くらいが適しています。
友人の子だと3,000~5,000円がベストな金額です。
あまりに相場から外れた金額をかけて贈っても、逆に相手が負担に感じることもあるのです。
私の場合友人の子の卒業祝いとして3,000円強のプレゼントを渡しましたが、気を遣わず受け取れたと喜ばれましたよ!
卒業祝いの贈り方
卒業祝いに限らず、お祝いを贈る場合には正しい贈り方のマナーがありますよね。
正直なところ水引やのし、表書きなど…わからないところだらけで迷ってしまいます!
難しい部分ではありますが、贈り方のマナーが間違っていると相手に失礼になってしまうこともあるんです。
まずは卒業祝いに適したのしと水引、表書きの書き方について詳しくみていきましょう。
のし
卒業祝いを贈る時には、お祝いの贈り物なので包装紙にのし紙を掛けて渡しましょう。
私は良く品物を百貨店などで購入するのですが、品物を選ぶと「のし紙はお付けしますか?」と聞かれます。
品物を買うだけで、表書きを書いてのし紙を掛けてくれるんですよね。
内のしだと包装紙を開けるまで何の目的の贈り物なのかわからないので、基本的には外のしで掛けましょう。
水引
のし紙を掛けたのなら、もうひとつ欠かせないのが水引です。
水引はいろんな種類があって、正しいものを選ばないと相手に失礼になることもあるんですよ!
私もいつも水引を選ぶときはドキドキしてしまいますが、ぜひ正しい水引を覚えておいてくださいね。
卒業祝いにおける正しい水引は、紅白で蝶結びのものを選びます。
卒業祝いなど子供の成長に関係するお祝いの場合は成長を先々、何度も見ていきたいものですよね。
水引の蝶結びは「何度あっても嬉しいお祝い」の際に使います。
水引は間違えないように、気をつけてくださいね。
表書き
卒業祝いの表書きは、のし紙の上部分に「御卒業御祝」と書いて下部分に自分の名前を書きます。
表書きは四文字だと「忌み言葉」になって縁起が悪いとのことで、基本的に可能ならば三文字や五文字にしていくのです。
私の場合は字を書くのが苦手なので、百貨店で品物を購入した際にのし紙を掛けてもらう時一緒に書いてもらいます。
購入する前にのし紙への書き方として、表書きをメモ書きして店員さんに見せるとスムーズですよ!
卒業祝いメッセージの文例や注意点
卒業祝いは単に贈り物を渡すだけではなくて、やっぱり心の込もったメッセージを一緒に添えたいですよね。
可能であれば品物を包む前にメッセージカードを同封して、気持ちも一緒に贈りたいところです。
メッセージの文例についてみていきましょう。
「卒業おめでとう。
入学から○年間、とても素敵に成長していてうれしく思います。
心ばかりの品物をお贈りしますので、これからの生活に役立ててもらえると嬉しいです」
「卒業おめでとう!来月からはいよいよ高校生ですね。
楽しいスクールライフが送れるように、お祝いを用意しました。
新しい環境でも〇〇さんらしく、素敵に輝けますように」
小さいメッセージカードにも収まりきるように、簡潔な文章を心がけましょう。
もちろん、気持ちをより込めるためにも手書きで書いてくださいね。
卒業と入学、就職が重なった時はどうする?
春は人生の節目のイベントが多いので、お祝いが重なってしまうこともあります。
とりわけ卒業と入学、就職はお祝いの時期が重なりやすいのです。
最優先させたいお祝いごとはどれ?と迷いますが、一番は「入学や就職」を優先してくださいね。
卒業は「過ぎたこと」ですが、入学や就職は「将来に向けて」という明るい展望を持てる事柄です。
お祝い事は「過去より未来」が重要なんですね。
まとめ
卒業祝いの正しいマナーについて贈る時期や金額、メッセージの文例をご紹介してきました。
卒業祝いは卒業式のすぐ後のタイミングで外のし、紅白蝶結びの水引を掛けて御卒業御祝の表書きで渡しましょう!
心の込もったメッセージをつけて、新しい環境に飛び込んでいけるよう応援したいですね!